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「メルセデスF1の速さは怖いほど」。挑めるのはフェラーリのみとの悲観的な声

2018年3月5日

 カルロス・サインツJr.は、2018年もF1をリードするのはメルセデスとフェラーリであると予想、第1回テストにルイス・ハミルトンが示した速さは怖いほどだったと語った。


 サインツJr.はバルセロナでの第1回テスト最終日を6位のタイムで終えた。自身のマシンにもまずまずの感触を得たというサインツJr.だが、今年もトップに君臨するのはメルセデスとその最大のライバルであるフェラーリになりそうだとの予想を話した。


「ミディアムタイヤで速いタイムを出せるチームは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル以外にはあまりないと思う。僕らにとってそれはポジティブな兆しだ」とサインツJr.は木曜日に語った。


 一方でサインツJr.は、テスト最終日にルイス・ハミルトンが叩き出した最速タイムは「少し恐ろしかった」と認めた。


「まだテストの段階だけど、ハミルトンとフェラーリが(開幕戦)オーストラリアでポールポジションを争うだろうことは、誰もが分かっている。驚くようなことではないよ」


「マクラーレンやルノー、それにレッドブルでさえ優勝するのは非常に難しいだろうと思う。なぜならメルセデスとフェラーリは驚異的なレベルにあるからだ」


 悪天候で走行時間が制限されたものの、ルノーの新マシン『R.S.18』はカタルニア・サーキットで大きな問題に見舞われることなく走行することができ、サインツJr.はルノーが前進することを確信している。


「僕たちのマシンはメルセデスやフェラーリのようなものではないけれど、僕にとっては、望んだように前進できるマシンになると思うよ」


 サインツJr.にはまだ表彰台フィニッシュの記録がないが、23歳の彼は記録に執着してはいないという。


「僕は気にしていないけれど、周りの人たちは表彰台にこだわっているんだ。みんな、僕が自分で思っている以上に表彰台を獲得してほしいみたいだね!」


「表彰台を1度獲得しても全体的には良くない年だった、ということもあり得る。僕は21戦すべてで良いレースをした、というシーズンにしたいんだ。チームもそれを望んでいる」と彼はEl Mundo Deportivoに語った。

サインツJr.は2018年の全レースを良いものにしたいと考えている

 中位グループのライバルたちの中でも、今季のサインツJr.は他ならぬ自身のチームメイト、速くて確かな走りをするニコ・ヒュルケンベルグと戦う必要がある。ヒュルケンベルグに勝つことは人々の注目を集めるだろうが、それは至難の技だ。


「ニコのレベルに達するのは簡単なことではない」とサインツJr.は話す。


「特に彼は、予選がとても速いドライバーだ。でも僕は自分のスキルを信じている」


「ブラジルGPとアブダビGPで、すでに僕は彼からコンマ1秒以内だった。そのことを誇りに思っている。僕が開発に携わったマシンではなかったし、好みのセッティングにもできていなかったんだからね」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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