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F1 Topic:マグヌッセンの初ポールを支えた経験豊富なエンジニア。かつての戦友とハースでタッグ
2022年11月13日
F1第21戦ブラジルGP予選Q3の1回目のアタックを終えた直後に、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がコースアウトして赤旗が出されたため、ピットレーンへ向かっていたケビン・マグヌッセン(ハース)は無線で、自分のポジションを確認した。すると、レースエンジニアから「君が暫定ポールポジションだよ」という信じられない答えが返ってきた。
「冗談だろ?」とつぶやくマグヌッセンに、「冗談じゃないよ。このまま予選が終わったら、今日は君がみんなに夕食をおごらなきゃならないな」と返事を送ったのが、現在マグヌッセンを担当しているマーク・スレードだった。
2022年の開幕戦でマグヌッセンのレースエンジニアを務めていたのは、エド・リーガンだった。しかし、その後、リーガンが今シーズン限りでハースを去ることとが決定したため、チームは退職までリーガンにバンブリーのファクトリー勤務を命じ、夏休み明けのヨーロッパラウンドでは、ドミニク・ヘインズがマグヌッセンの担当レースエンジニアを務めていた。
その後、シンガポールGPからマグヌッセンのレースエンジニアとしてチームに加入したのが、スレードだった。
スレードは現在のF1界で最も経験豊富なエンジニアのひとりで、多くのトップドライバーたちと仕事をしてきた経験がある。1990年代にはマクラーレンに在籍しミカ・ハッキネンのレースエンジニアとして、2度のワールドチャンピオンに輝いた。その後キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、ヘイキ・コバライネンのレースエンジニアを務めたスレードは、メルセデスへ移籍。ミハエル・シューマッハーを担当した後、ロータスへ移籍してライコネンと再びタッグを組んで、2012年のアブダビGPで復活優勝に大きく貢献した。
ロータスはその後ルノーとなり、現在はアルピーヌとして活動。昨年末を最後にスレードはアルピーヌを離脱していた。そのスレードに目をつけたのがハースだった。
ハースにはスレードが仕事をしやすい環境が整っていた。それはかつて共に仕事した仲間がいたことだ。現在、ハースでエンジニアリングディレクターを務めている小松礼雄は、ロータス時代に一緒にレースエンジニアとしてしのぎを削った仲。またマグヌッセンは、担当はしていなかったが、ルノー時代に同じチームでレースをしてきた戦友だった。
マグヌッセンもスレードも、マクラーレンとルノーに在籍し、さまざまな経験をしてきたという共通点がある。だから、赤旗の間に雨が降り始めて、事実上ポールポジションを手中に収めた後も慎重だった。スレードが「でも、まだ終わってはいないからな」と告げると、マグヌッセンも「まだ祝うのは早いからな」とチームに落ち着くよう言い聞かせていた。
酸いも甘いも噛み分けてきたふたりが、土曜日のスプリントでどんな戦いを演じるのか期待したい。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

