最新記事
- パドック裏話:角田裕毅のもとに昨年までリカ...
- F1技術解説:サウジアラビアGP(1)レッドブ...
- ストロールの開幕戦欠場に備えてベッテル起用...
- 元BAR代表ポロックがF1参戦計画を発表。男女...
- 角田裕毅が期待するマシン改善点「グリップを...
- ポルシェがF1プロジェクトを棚上げと示唆も「...
- ウイリアムズF1代表、かつてサージェントに下...
- マシンコンセプトの判断は知識を総動員して全...
- デ・フリースの豊富な知識と経験から「多くを...
- レッドブルF1代表、予算制限違反による汚名を...
- 【F1第2戦無線レビュー】またも指示が噛み合...
- 【松田次生のF1目線】松田次生のF1目線:低迷マクラーレンは「下位...
レッドブル&HRC密着:インターのルクレールに付き合わされて9番手も、選手権2位の座を守るチャンスを得たペレス
2022年11月12日
F1第21戦ブラジルGPは、土曜日にスプリントが開催される関係で、初日の金曜日に予選が開催された。
金曜日のインテルラゴスは、予選前に雨が降ったので、路面が濡れた状況で予選がスタートした。Q1とQ2では雨が降らなかったため、路面コンディションはQ1の後半からドライタイヤでのアタックが可能となり、Q2も全車ドライタイヤを装着してアタック合戦が繰り広げられた。
しかし、Q3が始まる直前になって、インテルラゴス上空に再び雨雲が接近。さらにQ3が開始して間もなく、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がコースアウトしてグラベルにはまったために赤旗中断となる。その間に雨が降り出したために、今回のブラジルGPの予選は事実上、雨が降る前の1回目アタックで順位が決し、ケビン・マグヌッセン(ハース)が、見事F1キャリア初となるポールポジションを獲得した。
レッドブルの2台は、 マックス・フェルスタッペンが2番手を獲得したのに対して、セルジオ・ペレスは9番手に沈んだ。ふたりの差を分けたのは、フェラーリのシャルル・ルクレールの戦略だった。
Q3開始直前に雨雲が接近していたため、トップ10に残った多くのドライバーは「勝負はドライタイヤでアタックできるセッション序盤」だと信じて疑わなかった。
ところが、コースインしたドライバーのなかでひとりだけ、インターミディエイト(雨用と晴れ用の中間)タイヤでアタックに出た者がいた。それがルクレールだった。しかも、ルクレールはレッドブル勢2台の直前にピットアウトした。
ドライコンディションでペースが上がらないルクレールの後ろで、フェルスタッペンはなんとかアウトラップ中にオーバーテイクすることができたが、ペレスはアウトラップで抜くことができず、最初のアタックは12コーナーの立ち上がりまでルクレールの後塵を拝しながら走行を余儀なくされた。ペレスのタイムがフェルスタッペンより約4秒遅かったのは、そのためだった。
では、フェルスタッペンはなぜ、マグヌッセンを上回ることができなかったのか。
「ターン8でロックしてしまったんだ」とフェルスタッペンは説明する。
ポールポジションは逃したフェルスタッペンだが、フェラーリとメルセデスの4台の前にいることが重要だと落胆はしていない。
さらに9番手に終わったものの、ペレスが悲観するのはまだ早い。というのも、ドライバーズ選手権でペレスと2位争いをしているルクレールが計測なしに終わり、ペレスの後方からスタートするからだ。現在、ペレスとルクレールとの差は5点。ランキング2位を死守するために、いまのペレスに求められるのは、優勝や表彰台よりも確実にルクレールの前でフィニッシュすること。土曜日のスプリントと日曜日の決勝レースでそれができれば、ルクレールとの差はさらに広がる。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
3/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/18(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/19(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | マックス・フェルスタッペン | 44 |
2位 | セルジオ・ペレス | 43 |
3位 | フェルナンド・アロンソ | 30 |
4位 | カルロス・サインツ | 20 |
5位 | ルイス・ハミルトン | 20 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
7位 | ランス・ストロール | 8 |
8位 | シャルル・ルクレール | 6 |
9位 | バルテリ・ボッタス | 4 |
10位 | エステバン・オコン | 4 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 87 |
2位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 38 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 38 |
4位 | スクーデリア・フェラーリ | 26 |
5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
6位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 4 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 1 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 1 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 0 |
10位 | マクラーレンF1チーム | 0 |

第2戦 | サウジアラビアGP | 3/19 |
第3戦 | オーストラリアGP | 4/2 |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4/30 |
第5戦 | マイアミGP | 5/7 |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/21 |

