【レースの焦点】表彰台の3人が見せた完成度の高いオーバーテイク/F1第17戦アメリカGP
2017年10月24日
42周目のターン12でライコネンがボッタスから2番手を奪った時点でメルセデスとの差は11秒。そこから6周でボッタスの真後ろに迫ったベッテルは、51周目のターン1でアウトから挑んだ。
周回遅れのストフェル・バンドーンが前にいることは分かっていた。一瞬躊躇したボッタスはイン側寄りのラインでターン1にアプローチ。ベッテルがアウトから攻めても、使えるコース幅は通常より狭くなるはずだった。
しかし、バンドーンがほとんどコース外まで逃げてスペースを空けた様子を見たベッテルは、ターン1の出口で迷うことなくメルセデスとマクラーレンの間をすり抜けた。擦り減ったタイヤで抵抗してきたボッタスはここで力尽き、52周目にピットイン。1ストップ作戦を遂行してきたライコネンも、52周目のターン1ではチームメイトにポジションを譲った。
楽なレースではなかったけれど、グリッドと同じ2位を維持したのは“守り”ではなくベッテルが得意な“攻め”の結果だ。
ライコネンのレースは地味に映ったかもしれない。しかしスタートでオコンに先行された後、2周目のターン15でフォース・インディアのインを突いてスムーズにポジションを取り戻したシーンはさすが。
その後、レースの大半、とりわけ34周目以降はボッタスに前を塞がれるかたちになったが、42周目のターン12でメルセデスを抜くことに成功した。オースティンのコースでも、メルセデス勢、とりわけワークスの1台を抜くのはこんなに難しい。
関連ニュース
※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |