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GP topic:敵陣を訪れたフェラーリのトップ、ドライバーおよび代表交代の噂を否定

2016年5月17日

 F1スペインGP決勝日の午前中、カタルニア・サーキットのパドックでは、ある人物の登場を多くのメディアが待っていた。フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネである。


 マルキオンネがサーキットを訪れると、イタリアのメディアをはじめ、多くの関係者が取り囲むこと自体は珍しいことではない。フェラーリの場合はチームスタッフですら右往左往する事態となる。


 そのマルキオンネが、スペインGPではフェラーリのモーターホームを出たあと、メルセデスのモーターホームへ向かったものだから、大群をなしたメディアがフェラーリからメルセデスへ移動する形となった。


 メルセデスのモーターホームでマルキオンネを待っていたのは、ニキ・ラウダ非常勤会長、エグゼクティブディレクターのトト・ウォルフ、そしてダイムラーCEOのディーター・ツェッチェだった。4人の会談は約30分ほど続き、マルキオンネがメルセデスのモーターホームから出てきたところで、ようやくメディアは彼をつかまえることに成功した。


 いったい、マルキオンネは何を話しにメルセデスを訪れたのだろうか。詳細を語ることはなかったが、興味深い内容を教えてくれた。マルキオンネは自動車メーカーの社長であるにもかかわらず、堂々とライバルチームについて話したのだ。


「ディーターといろいろ話をしたが、メルセデスも(フェラーリと)同じような問題を抱えていたというんだ。タイヤに関する作動温度領域というものがあり『今回は想定以上に上昇したためタイヤの管理が難しかった』とね」


 またスペインGP前には、フェラーリがチーム代表、ドライバーを含めた組織改革を行うのではないかという憶測が飛び交ったが、その件に関してマルキオンネは次のように語り、噂を完全否定した。


「我々には世界最高のドライバーがふたりいると思っている。チーム代表に対しても疑う余地がないほど信頼している」


 マルキオンネが見守る“御前試合”で、フェラーリは優勝争いを演じたものの、残念ながら今シーズン初優勝とはならなかった。今度マルキオンネがサーキットを訪れるときは、優勝の秘訣を聞くべく、レッドブルのエナジーステーションへと足を運ぶかもしれない……。



(Text : Masahiro Owari)




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