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GP直送:ペナルティはケースバイケース

2014年6月22日

LAT

 11年ぶりのF1開催となったオーストリアGP。レッドブルリンクと名称が変更されたのに伴い、スタンドやビットビルなどの施設はいくつか改修されたが、コース自体は11年前のA1リンクと基本的に同じである。

 そのレッドブルリンクで金曜日に行われたドライバーズミーティングでは、いつになく熱い議論が交わされた。理由はふたつあった。コースの最終区間に、問題のを誘発する箇所がふたつあったからだ。

 ひとつはピットロードへの入口となる白線の位置だ。金曜日のフリー走行では3名のドライバーがレース審議委員会に呼び出された。理由は白線を横切ってピットインしたからだった。実は呼び出された3名のうちのひとりは可夢偉だった。

「あそこの白線、下っているから見えないんです。でも、それは木曜日の下見のときに気づいていて、ちょうどそのときチャーリー(ホワイティング/レースディレクター)が一緒だったから、『この白線は見づらいから、直したほうがいいよ』って言ったんです。でも、チャーリーは『だいじょうぶ、だいじょうぶ』って。そうしたら、実際に金曜日のフリー走行では僕以外にも、何人か同じ問題を抱えた人がいたから、ドライバーズミーティングで白線の入口の幅を広げようっていうことになったんです」


 もうひとつの問題は、8コーナーと9コーナーの間でコースオフした場合の解釈だった。4輪がすべて白線を超えた場合、つまりコースオフした場合、その行為によってアドバンテージを得ることは許されない。そのため、予選ではQ3でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がその時に出したベストラップが抹消された。しかも、今回の予選ではハミルトン以外にも多くのドライバーが同じような状況となり、タイムが取り消されている。その数、実に14(同じドライバーが複数回行ったケースもある)。

 予選はそのタイムが抹消される“だけ”だったが、問題はレースで同じような状況となった場合の処理だ。金曜日のドライバーズミーティングでその件をドライバーが尋ねると、返ってきた答えは「ケース・バイ・ケース」だったという。

 果たして、レースでも同じような状況は起きるのか? そして、起きた場合にレース審議委員会はどのような裁定を下すのか? コース外を巡る攻防にも注目したい。


(尾張正博/F1速報)




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