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ベッテル、再び新F1を批判「パワーも音も足りない」

2014年5月7日

LAT

 レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが、再び2014年のF1新レギュレーションに対する批判を口にした。

 2014年のF1には1.6リッターV6ターボのパワーユニットが導入され、昨年までの2.4リッターV8エンジンと比べるとエンジンサウンドに魅力がないと、一部のファンなどから批判の声が上がっている。ベッテルも同様の意見を示しており、マレーシアGPの週末には、今年のエンジンサウンドは最悪であると、汚い言葉を用いて表現した後、次のように述べた。

「(オーストラリアGPの)レース中にピットウォールにいたが、バーにいるより静かだったよ」
「ファンにとっていいことではないと思う」
「F1は華々しくないといけない。最も重要な要素のひとつはサウンドだ」

 FIA会長ジャン・トッドはこの発言を受け、F1が新時代に突入したばかりの時期にネガティブな発言をしたとして不快感を示していた。

 しかしベッテルは再び今年のマシンの批判を行ったと、ドイツのFocus誌が今週伝えた。

「F1は音が大きく際どいことで有名なスポーツだ。モータースポーツの核となるもの、僕らの伝統を失う危険性がある」とベッテルは述べたという。

 ベッテルは、「ドラゴンや野獣を手なずけるような感覚」を欲しているが、今年のマシンではそういう感触を得られずにいると嘆いている。

「パワーがあるV12やV10エンジンの方がいい。できるだけ速く走りたいし、ドラゴンや野獣を手なずけるような感覚を感じたい」




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