ドライバーウォッチング：レッドブル入り発表ほやほやのリカルド

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　レッドブル入り発表ほやほやのリカルド。それで勢いが付いたというわけでもないだろうが、前戦ベルギーGPでの19番手から一転、7番グリッドを獲得した。囲みに現れたリカルドに、アメリカ人ジャーナリストが予選最高速リストを見せると、破顔一笑した。時速340.4kmでトップにいるのは、本人だからだ。

「そうなんだよね。この速さは明日のレースではすごく大きな武器になるはず。オーバーテイクがよりたやすくなるからね。予選はずっとマシンバランスが良くて、だからトップ5には入れるかなと思ってたんだ。残念ながら、最後のアタックでちょっとグラベルにはみ出しちゃって。でも7番手でも、全然心配してないよ」。

今季のリカルドは予選トップ10に何度も入りながら、それがなかなか結果に結びつけられなかった。

「でも、明日は大丈夫。レースペースの速さに絶対の自信があるから」

　決勝日は雨の予報も出ている。今から5年前、トロロッソ時代のセバスチャン・ベッテルが雨のモンツァで劇的な初優勝を飾った。「君も勝っちゃうかも？」と訊くと、「もしほんとに雨になったら、セバスチャンの優勝が頭に浮かぶかもしれないね」と、トレードマークの満面の笑みを浮かべる。

「クルマが安定してるから、ドライでもウェットでもかまわない。とにかく、最高の結果を出すことだけを考えてるよ」