【ドライバーウォッチング】失意の中、ラテン気質を見せるアロンソ
2013年3月24日
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201303/73712.jpg?sw=640)
マレーシアGPドライバーウォッチング
3月24日(日)
スタート直後の2コーナーでベッテルと接触。フロントウイングが落ちかけたまま走り続け、2周目にはウェーバーと絡んで、まさかのリタイアに終わったフェルナンド・アロンソ。会見場で質問に答える姿には、さすがに無念さが漂っていた。
まずは最初の接触の状況に質問が飛ぶ。「本当に、ちょっと触った程度という感じだったんだ。コクピットからは何も見えないし、マシンの挙動にもほとんど影響がなかったから、大したことないと思ってた。もちろん、ピットとは無線でさかんに話し合ったよ。もともと3周目か4周目に、ドライタイヤに履き替える予定だったし、それまでは持つだろうと」
「ところが2周目に指しかかる辺りで、問題がさらに深刻になってるのがわかった。フロントウイングが落ちかけて、マシン下部がダメージを受け始めてたんだ。それで緊急ピットインをしようとしたんだけど、ピット入り口を通りすぎた直後だった。そしてメインストレートを通過中にウイングが外れて、クルマの下に入り込んでコントロールを失った。要するに不運の連鎖だったんだ」。
続いて、「すぐにピットに入らず走り続けたのは判断ミスだったのでは?」と質問されると、いつもは物静かなアロンソの、本来の熱いラテン気質が少し顔を出した。
「テレビで観てる人たちにとっては、さぞ簡単なことだろうね。どれぐらいのダメージを受けてるのか一目瞭然なわけだし。そして、その後の結果もわかってる。でも戦ってる当事者である僕らは、1秒を争う状況でイエスかノーかに答えなければならない。そんな時に正しい決断を下すのが、いかに難しいことか、少しは理解してもらいたいよ」
「本当にちょとした、不運の連鎖だったんだ。それに見舞われず、もし予定どおりドライタイヤに履き替えるタイミングで、ついでにフロントウイングも換えられてたら、ひょっとして勝てていたかもしれない。そんなはずはないって誰が言える? そうしたら僕はこの席にヒーローとして座ってたんだけどね」
そこで初めて、アロンソは少し笑顔を見せたのだった。
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)