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FP3のトップタイムはバトン、可夢偉11番手

2012年6月23日

Sutton

 2012年F1第8戦ヨーロッパGPの土曜日フリー走行3は、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は11番手につけた。

 2日目を迎えたスペイン・バレンシアのヨーロッパGPは、現地土曜日の11時から3回目のフリー走行が行われた。この日は、14時(日本時間21時)から決勝のグリッドを決める公式予選が行われる。天候は快晴でセッション開始時の気温は25度。路面温度は30度で、終盤は38度まで上昇した。

 序盤は、各車ともミディアムタイヤで周回を重ねていき、前日トップのセバスチャン・ベッテルが中盤に入りトップに浮上。初日3番手の可夢偉もミディアム勢の2番手タイムをマークする。
 一方、その他の上位勢ではレッドブルのマーク・ウエーバーが序盤に4周しただけで、その後はガレージにこもったままと、何らかのトラブルに見舞われた様子。ウエーバーのマシンは、メカニックによる懸命な作業にも関わらず、最後までコースに復帰できなかった。

 セッション後半は、いち早くソフトタイヤにスイッチしたロメイン・グロージャンが1分38秒台に突入。そのままセッションをリードすると、最終的にも2番手につける。そのグロージャンを上回ったのが、マクラーレンのバトンで、3番手にはグロージャンのチームメイト、キミ・ライコネンとなった。

 フォース・インディアはニコ・ヒュルケンベルグとポール・ディ・レスタが4、5番手につけ前日からの好調をキープ。6番手につけたザウバーのセルジオ・ペレスとはコンマ2秒、11番手の可夢偉にはコンマ4秒のギャップを築いている。

 ただ、終盤のアタックはレッドブル勢を除くマシンが一斉にコースインしたため、クリアラップを獲れなかったマシンもあり、13番手に終わったベッテルも、チェッカーにこそ届かなかったものの、セクター2までは全体ベストを刻む走りを見せている。




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