F速

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデス、ペースにも信頼性にも課題。オーバーヒートに苦しんだラッセル。アントネッリは母国GPでリタイア

2025年5月19日

 2025年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは7位、母国での初めてのグランプリに臨んだアンドレア・キミ・アントネッリは、トラブルのためにリタイアした。


 今回、トト・ウォルフの代理でチームの代表者の役割を務めるブラッドリー・ロードは、ラッセルのレースについて、次のように説明した。

「序盤からジョージはリヤの安定性が不足していると訴え、リヤタイヤの温度コントロールに苦戦し、デグラデーションが加速した。そのため、早めのピットストップを余儀なくされ、2ストップ戦略へと移行することになった」


「エステバン(・オコン/ハース)のリタイアに伴い、バーチャルセーフティカーが導入され、その際に2回目のピットストップを行った。その後、ポイント圏内まで挽回すべく奮闘していると、キミのリタイアによりセーフティカーが出動した。この間、ステイアウトすべきなのは明らかで、ジョージはチェッカーフラッグまで激しいバトルを繰り広げた。後方を走る、よりフレッシュなタイヤを履いたルイス(・ハミルトン)のフェラーリを抑えることはできなかったが、その後はポジションを守り切り、フィニッシュまで持ちこたえた」


 アントネッリのリタイア原因は、「スロットル制御の喪失」だったということで、「スロットルペダルが徐々にだめになっていき、最終的には安全のためにシステムが停止した」とトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは説明している。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(63周/63周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード


「厳しい一日だった。もちろん7位は望んでいる順位ではない。序盤からリヤが不安定でリズムに乗れなかったんだ。路面温度が比較的高かったことでリヤアクスルがオーバーヒートし、タイヤを適正なウインドウに保つのが難しく、それがペースに影響した。トップグループのペースに及ばず、被害を最小限に抑えるレースになった」


「今週末から得た教訓を持ち帰り、すぐにモナコへ臨む。あそこで走るのが楽しみだ。今季の僕たちは、予選で一発の速さを安定して発揮しているから、それが来週も役立つはずだ。モナコは土曜の結果が大きく物を言うコースだし、自分たちのパフォーマンスに自信があるよ」

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=リタイア(44周/63周)
13番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム


「母国での初グランプリをこのような形で終えるのは残念だ。DNFはいつだって避けたいが、ここイモラで経験するのはより一層辛い。それでも、この週末の思い出は大切にするよ。ファンからの声援は信じられないほどだった。パフォーマンスに苦しんでも、彼らは周回ごとに応援し続けてくれた」


「残念ながら今日はトップ5を争うだけのペースが全くなかった。ハードタイヤにもかかわらず良いスタートを切ったが、その後はポジションを上げられるだけの速さがなかったんだ。ファーストスティントでは必死にディフェンスし、ルイスを後ろに抑えることができた」


「バーチャルセーフティカーを利用してピットストップを行ったけれど、その後スロットルに問題が出始めた。ストレートでパワーを失い、周回ごとに悪化していき、リタイアを余儀なくされた」


「すぐにモナコで巻き返す機会があるので、ここでの学びを生かして来週に臨む」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)



(Text : autosport web)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/6(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号