F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第8戦分析】ブレーキトラブルの原因を究明、アプローチを変更して臨んだ初日。温度を調整しながら走行

2023年6月3日

 2023年F1第8戦スペインGP前日の木曜日、角田裕毅(アルファタウリ)はモナコGPでのブレーキトラブルの原因を次のように説明した。


「昨年、(ピエール・)ガスリーが悩まされていたときと同じような症状で、原因はわかっています。ただ単にマテリアル(素材)が合っていなかったという感じです」


 ブレーキはサーキットごとに最適な温度域に合わせて変えている。このスペインGPからは、それを見直すと言う。


「アプローチを変えます。素材はサーキットによってブレーキの最適な温度域が違うので、それをもう少しアグレッシブな方向へ変えますし、ブレーキの冷却系システムもいままではオーバーヒートしないように(ブレーキダクト内の)仕切りをしっかりと区切っていたのを少し粗くして冷えすぎないようにします」

【角田裕毅F1第8戦分析】
2023年F1第8戦スペインGP 角田裕毅(アルファタウリ)


 スペインGP初日のアルファタウリの2台は、ブレーキが冷えすぎないようブレーキダクトの入口をテープで塞いでいた。


 それでも、フリー走行2回目で角田は、ブレーキの温度をコントロールしなければならなかった。


「簡単ではなかったです。意識してブレーキを温めないと問題になりやすかったですから」


 ブレーキを温めるにはブレーキングしなければならない。さらにブレーキの熱によってタイヤの温まり方も変化する。ブレーキの温度をコントロールしながらのドライビングというのは、想像以上に難しい作業だ。


 それ以外にも、この日はアップデートパーツのフィードバックも行わなければならなかった。このアップデートパーツはモナコGPから投入されているが、モナコは低速コースなので、空力の評価がしにくいため、パーマネントサーキットのカタロニア・サーキットでの評価が重要となる。

【角田裕毅F1第8戦分析】
エアロパーツの空力確認のために特殊なペイントをパーツの表面に塗るフロービズを行ってピットインする角田


 しかし、その評価は期待していたほどではなかった。


「乗っている感じではそんなに悪くないんですが、そんなに速くないので、土曜日に向けてどうやって改善させていくのかをエンジニアとともに見つけていかなければならないですね」(角田)


 とはいえ、今シーズンの角田は、ここまで金曜日に苦労しながらも、土曜日にジャンプアップしていた。昨年、力強い走りで入賞を果たしたサーキットで、再び疾走する角田を見たい。

【角田裕毅F1第8戦分析】
2023年F1第8戦スペインGP 角田裕毅(アルファタウリ)



(Masahiro Owari)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号