F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

「ルクレールを1周早く入れるか、ステイアウトさせるべきだった」フェラーリF1代表、タイヤ交換の判断を誤ったと認める

2022年5月31日

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、F1第7戦モナコGPの決勝において、ドライバーたちを1回目のピットストップに呼んだ判断はタイミングが誤っており、タイヤ交換はもっと早いタイミングか、あるいはもっと遅い段階で行われるべきだったと考えている。


 シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、レース序盤ではレッドブルのライバルたちに差をつけていた。トラックコンディションは改善してきていたので、フェラーリは次のステップを考え始めた。


 レッドブルは、まずセルジオ・ペレスをインターミディエイトタイヤへの交換のためにピットに入れたが、サインツとフェラーリのピットウォールによる無線通信では、インターミディエイトでのスティントは控え、ハードタイヤへ直接切り替えることが提案されていた。


 しかしながら、その後インターミディエイトへの交換のためにピットインしたルクレールはペレスにアンダーカットされ、サインツはコースにステイアウト。21周目にサインツはようやくピットに入り、ハードタイヤに交換した。しかしフェラーリはかなりの混乱のなかでルクレールも呼び戻しており、彼がピットに戻ったのはサインツのタイヤ交換が行われている時だった。


 最終結果はルクレールにとって最悪のものとなった。レースをリードしていた彼は、数周の間にペレス、サインツ、フェルスタッペンに抜かれて4位になってしまったのだ。ビノットは、フェラーリに戦略面で失態があったことを認め、それはチームがインターミディエイトタイヤのペースを過小評価したことから始まったと考えている。


「レースをリードして先頭にいる時に、何か誤ったことをしたかもしれないと認める必要があるだろう」とビノットは話した。


「我々は確かに判断を間違え、戦略面でミスを犯した」


「何が我々を過ちへと導いたのだろうか? 最初のミスは、インターミディエイトのペースと、トラックポジションの面で他のマシンとの差を過小評価していたことにあると思う」


「我々はミスも犯したと考えている。なぜなら彼(ルクレール)をもっと早く、少なくともあと1周は早く呼び戻すべきだった。我々はそうしなかったわけだが、もしくはステイアウトさせるべきだった。フルウエットでステイアウトしてポジションを守り、そうしてからドライタイヤに直接切り替えるべきだったかもしれない」


「ミスをしたわけだが、単純なことだったと思う。彼らを(ピットに)呼び戻すというミスにつながったプロセスは何だったのか? 調査を行い、明確な説明ができるようになるにはもう少し時間がかかるだろう」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第7戦モナコGP 18周目、ウエットからインターミディエイトに履き替えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)


 レース後、サインツはルクレールの後を引き受ける用意はできており、優勝できた可能性もあったが、ウエットからハードに切り替えた後にウイリアムズのニコラス・ラティフィの後方で半周足止めされたと語った。


 しかし、ビノットはチームの敗北を不運のせいにすることは控えた。


「我々は不運だったとは思わない。幸運や不運といった問題ではない。我々は判断を間違えたのだと考えている」


「ここモナコでレースをリードしているのなら、そのポジションにいるはずであり、首位を維持できなくても少なくとも2位でフィニッシュすべきだ」


「4位でのフィニッシュは、我々が間違いを犯したことを示している。幸運や不運といった話ではない」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

11/29(金) フリー走行 22:30〜23:30
スプリント予選 26:30〜27:14
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd19 アメリカ&Rd20 メキシコ&Rd21 ブラジルGP号