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F1技術解説:ニューウェイのこだわり。レッドブルだけが採用する、ユニークなドリンクシステム
2021年9月21日
2021年F1第12戦ベルギーGP、第13戦オランダGP、第14戦イタリアGPの3連戦で各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、レッドブル・レーシングが使用する独特なドリンクシステムを取り上げる。
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レッドブルのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューウェイがマシンパッケージにいっさいの妥協をしないことは、あまりにも有名だ。彼が理想と考える空力効率の邪魔になるものは、かなり肩身の狭い扱いを受けることになる。ドライバーにとって酷暑のレースではなくてはならないドリンクシステムにしても、ニューウェイにとっては余計なデバイスに違いない。
その理由からだろう、レッドブルのマシンだけが全10チーム中唯一、ドリンクのタンクをフロントノーズに置いている。通常ならコクピット周り、あるいはシートの背後に置くものだ。
ところがレッドブルの場合、ドリンクタンクはノーズ内に収納され、そこからコクピットに座るドライバーのヘルメットまで、延々とチューブを伸ばしているのだ(白矢印参照)。マックス・フェルスタッペンやセルジオ・ペレスがストレート走行中にステアリング上の黄色いボタン(赤矢印参照)を押すと、車体の油圧システムが作動してドリンクを送り込むようになっている。
タンク自体はそれほどかさばるものでもないので、マクラーレンのようにシート背後に置いてもそれほど邪魔にはならないと思うのだが、ニューウェイには我慢ならないのだろう。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

