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キミ・ライコネンがF1引退を発表。2021年末で19シーズンのF1キャリアに幕「新しいことを始める時がやってきた」

2021年9月2日

 アルファロメオ・レーシング・オーレンのキミ・ライコネンが、2021年シーズン末でF1から引退することを発表した。


 今年42歳になるライコネンは、歴代最多出走記録を持ち、第12戦ベルギーGP終了時点で344戦にエントリー、今年はF1での19シーズン目にあたる。フェラーリ所属時の2007年にはF1チャンピオンの座に就き、ここまで21回の優勝を成し遂げている。


 2001年にザウバーからF1デビュー、2002年から2006年まではマクラーレン、2007年から2009年はフェラーリで走った後、F1から離れ、WRCに転向。しかし2012年にロータスからF1に復帰し、2014年には再びフェラーリに加入し、5年を過ごした後、2019年にアルファロメオに移籍した。現アルファロメオはザウバーの後身であり、ライコネンはデビューを果たした古巣に戻ったことになる。


 9月1日、アルファロメオはライコネンが今シーズン末でF1から引退することを明らかにしたと発表。ライコネンは自身のInstagramでコメントを発表した。

キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第12戦ベルギーGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)

「これが最後だ。今年が僕にとってF1での最後のシーズンになる」とライコネン。


「この決断は昨冬に下した。簡単な決断ではなかったが、今シーズンを終えた後、新しいことを始める時を迎える」


「まだシーズンの途中だけれど、この機会に、家族、チーム、僕のレーシングキャリアに関わるすべての人たち、特に素晴らしいファンの皆に感謝したい。ファンは常に僕を応援し続けてくれた」


「僕のなかでF1キャリアは終わることになるが、人生において経験したいこと、楽しみたいことが他にたくさんある」


「F1活動を終えた後も、またいつか会おう。キミより」


 ライコネンがF1で戦う姿を見ることができるのは、今週末のオランダGPから残り10戦ということになった。

キミ・ライコネン&アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
2021年F1第10戦イギリスGP キミ・ライコネン&アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)



(autosport web)


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