本日、ミハエル・シューマッハーが昭和シェル主催のトークイベントに出席し多数のファンを集めた。
王者シューマッハーが登場するとあって会場のシェルミュージアム特設ステージには、朝からたくさんの人が詰め掛けた。「フォルサ! シューミー!」とのファンの掛け声でシューマッハーが姿を現すと、会場はホーンと大歓声に包まれた。
トークショーでは、ゲストのF1ピットレポーターの川井一仁氏やパンチェッタ・ジローラモさんらを交えて日本GPへの抱負を披露。「鈴鹿に向け準備万端、全力でいけば勝てるだろう。タイトル争いは僕の方がライコネンより有利だけど、気を緩めないでレースに臨みたい。チームのため、みんなのためにもね」
タイトルに王手となるインディアナポリスの勝利のあと、シューマッハーは他のドライバーがバカンスをとる間にヨーロッパに戻りテストを行った。「ヨーロッパに帰ったのは家族に会う目的もあったから。ルーベンス(バリチェロ)がアメリカに残ったので、僕がテストを担当した。鈴鹿で使うタイヤテストを行ったよ」と6度目のタイトルに向けてフェラーリに死角はないようだ。
また、昔からドライバーになりたかったのか? との質問に対しては「サッカー選手になりたかったね。トニー・シューマッハー(80年代西ドイツ代表のゴールキーパー)に憧れていたんだ。でもすぐ僕には向いていないと悟ったけど(笑)」との秘話も飛び出した。トークショーの後にはジローラモさんと本格的ドライビングゲーム『セガF355 チャレンジ』で対決、鈴鹿のスプーンカーブでコースアウトを演じてしまった。「このテのゲームは苦手だよ。本番でコースアウトしないように気をつけないと」とジョーク混じりに話し、「今日はこんなにもたくさんの人が集まってくれて心からありがとうと言いたい。鈴鹿での走りに期待してほしい」とイベントを締め括った。