最新記事
- ビン・スライエムがFIA会長に再選。選挙規則...
- F1、FIA、全11チームが2026年コンコルド統治...
- 「F1はホンダにとって不可欠」技術規則の変更...
- 「人間としてもドライバーとしても成長した」...
- 「僕はがっかりしていない」後半戦の巻き返し...
- 「ルクレールとの差を築いて」トップふたりは...
- ウイリアムズ、2026年型マシン『FW48』のプレ...
- フェルスタッペンのレースエンジニアの去就に...
- ボッタスがキャデラックF1ドライバーとして本...
- 事故による修理費を最も多く負担させたドライ...
- インディカーからF1への道が広がる。スーパー...
- スーパーフォーミュラテスト参加中のドゥーハ...
【連載解説】2021年F1新技術レギュレーション(3)風洞テストにハンディキャップ制度を導入
2021年2月15日
次世代F1マシン導入を前にし、2021年には昨年型のシャシーが持ち越され、開発が厳しく制限される。そのための規定を含め、技術レギュレーションにはいくつか重要な変更がなされた。その主な変更点を全4回にわたって紹介していく。第3回では、風洞テストにおけるハンディキャップ制についてまとめた。
────────────────────────────────
FIAはファクトリーでの空力テストにも、今季から制限を加える。わずかな変更に見えるかもしれないが、開発者たちは戦々恐々である。
最大の変更点は、チームごとに前年の成績に応じたハンディキャップを施すことだ。トップチームは下位チームよりも風洞の使用時間を減らされる(下図参照)。
風洞テストは、1週間あたりの実行回数自体が、去年の65回から今年は40回に減らされた。昨年のコンストラクターズ選手権5位のルノー(現アルピーヌ)が100%に当たる40回の使用を許され、それより上の順位のチームはより少なく、下の順位のチームはより多く風洞を使用できる。
チャンピオンチームのメルセデスは90%、つまり毎週36回しか使用できない。2020年にはその倍近い回数の風洞テストを行っていたことを思えば、その影響の大きさがわかるだろう。対照的に去年最下位だったウイリアムズは112.5%、つまり毎週45回のテストが可能だ。去年6位に終わったフェラーリは102.5%、毎週39回のテストで、今季と来季の空力開発を行える。
ただしこのハンディキャップは、シーズン中盤の6月に見直されることになっている。6月30日時点での選手権順位で、各チームに新たなハンデが加えられる。
そしてこの制度は、2022年にはさらに厳しくなる。チャンピオンチームのテスト回数は、70%まで減らされるのだ。FIAはこの措置によって、チーム間の性能差がさらに拮抗することを期待している。しかし今季から導入されるバジェットキャップ同様、その効果が出てくるには数シーズンを待つ必要があるだろう。
今季はマシンデザインのコピーにも、厳しい目が注がれる。具体的にはチームは今後、3Dキャプチャーやスキャナーの使用が禁止される。ライバルのマシンを撮る場合、許されるのはビデオや静止画撮影だけだ。
一方でチームは必要に応じて、デザインが自社開発されたことを証明しなければならない。ボディワークや前後ウイング、モノコックなどは「リスティングパーツ」と呼ばれ、チームが独自開発することが義務付けられている。もしそれらのパーツのデザインが他チームのものと酷似していた場合、初期デザインからの全ての開発データをFIAに提出することになる。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


