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F1 Topic:ムジェロは7速、時速約260kmのコーナーをいかに速くクリアするかが攻略のポイントに
2020年9月12日
2020年F1第9戦トスカーナGPが行われるムジェロ・サーキットはどんなコースかと尋ねられたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、「バルセロナとスパ・フランコルシャンの間、シルバーストンのようなサーキット」と答えた。
メルセデスの資料によれば、ムジェロの全開率はタイム換算で66%、距離換算では72%となっている。シルバーストンの全開率はタイム換算が68%で、距離換算では78%となっているので確かに似ている。
また、「鈴鹿サーキットに似ていると思うか?」と尋ねられたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は「似ているけれど違う。ムジェロのほうが鈴鹿より速い」と答えた。確かに全開率だけを見れば、鈴鹿はタイム換算で64%、距離換算では72%なので、2020年にグランプリが行われたどのサーキットよりも鈴鹿はムジェロに似たコースといっていい。
しかし、フェルスタッペンが「違う」と答えたのは、鈴鹿はふたつのストレート以外のエリアでは4〜6速ギヤで走るコーナーがメインでレイアウトされているのに対して、ムジェロは7速で通過するコーナーが最も多くなっているからだ(データ1)。
※データ1
ムジェロのコーナー別速度とギア比
1コーナー:時速120km 3速
2コーナー:時速175km 4速
3コーナー:時速185km 5速
4コーナー:時速210km 5速
5コーナー:時速215km 6速
6コーナー:時速260km 7速
7コーナー:時速260km 7速
8コーナー:時速265km 7速
9コーナー:時速270km 7速
10コーナー:時速160km 4速
11コーナー:時速200km 5速
12コーナー:時速135km 3速
13コーナー:時速245km 6速
14コーナー:時速260km 7速
15コーナー:時速170km 4速
3速:2個
4速:3個
5速:3個
6速:2個
7速:5個
つまり、7速、時速約260kmで通過するコーナーをいかに速くクリアするかが、ムジェロ攻略の最大のポイントとなる。5つある7速コーナーのうち、4つがセクター2(6〜9コーナー)に集中しているため、そのセクター2を速く走ることができるかどうかがひとつのポイントとなるだろう。金曜日のフリー走行では、上位3人もセクター2の区間タイムでしっかりとトップ3を占めていた。
ただし、それは早かれ遅かれ、だれもが対応してくる。そのため土曜日の予選で差を分けるのは、セクター2に合わせたセットアップで、いかにセクター1とセクター3をミスなく、速く走ることができるかということになる。それがムジェロ攻略の、もうひとつの隠れたポイントとなる。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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