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グロージャン「F1をスポーツと呼べるのか?」と疑問視。上位と中団勢の埋まらない差に公平性を見出せず

2020年2月25日

 ハースF1チームのロマン・グロージャンは、F1は公平性を欠いており、マシン間のパフォーマンス格差もあることから、スポーツとしての適格性があるのか疑問に感じているという。


 これまで164回のグランプリに出場した経験を持つグロージャンは、F1での約9年のキャリアを通じて表彰台を10回獲得しているが、まだ優勝を飾ることはできていない。


 33歳のグロージャンはハースでの5シーズン目を迎えるが、年ごとに彼が初優勝を飾るチャンスは低くなっている。しかしグロージャンは、「勝てる可能性はある」と主張した。


「僕は10回表彰台に上がったという時点ですでにラッキーだ。2度のグランプリで優勝できるところだった思うけれど、物事は僕にとって有利に運ばなかった」


 メルセデスやフェラーリ、レッドブルという難攻不落のトップ3チームと、ハースのような中団グループの間にパフォーマンス差があり続けるということは、グロージャンにとって優勝は大きくかけ離れた夢のようなものであるということだ。そして彼は、F1がスポーツと呼ばれることにすら疑問を持っている。


「僕たちはF1をスポーツと呼ぶが、これはスポーツだろうか? 僕にはよく分からない」とグロージャンは先週バルセロナで語った。


「これはショーだが、スポーツというものは公平であるべきだ。F1は公平ではない」


「F1マシンをドライブするのはとても体力がいる。厳しいものだし、消耗する。そして誰もが大いに努力している。でもたとえるならば、ロジャー・フェデラーに卓球のラケットを持ってローラン・ギャロスに行くように頼むようなものだ。それでは彼にチャンスはないだろう」


「それに、もしテニスで選手が同じラケットを持ってこなかったり、コートの一端がもう一端より幅が広かったりしたら、テニスをスポーツと呼ぶだろうか?」


 またグロージャンはダニエル・リカルドを例に出し、レッドブルからルノーへ移籍して以来、表彰台を獲得していないことを指摘した。


「ダニエル・リカルドを見るといい。もしルノー時代だけを見たら、彼は表彰台にすら上がっていないことになる。でも彼は(レッドブル時代に)優勝しているし、素晴らしいドライバーで、表彰台も獲得していた。自分の両手にあるものがすべてだ」


 グロージャンはいつの日かF1の表彰台の最上段に上がる望みを失ってはいないという。2021年のレギュレーション変更と予算制限が、グロージャンにふたたびチャンスを与えてくれるかもしれないし、もしくは彼に終わりにするよう説得してくるかもしれない。


「そうだね、グランプリで優勝できないということはあり得るかもしれない」


「この先、いくつかのチャンスをつかむためにベストを尽くしていく。間違いなく多くのドライバーの契約が2020年末で終わるし、なかには引退するドライバーも出てくるだろう」


「僕にとって引退は、決めるときはすぐさま決めることになる選択肢だと考えている」


「もし自分がシーズンの半分、あるいは4分の3の期間で情熱を持てなくなったり、世界中を旅して家族から遠く離れたくないと思ったら、僕は自分が引退して別の場所へ行くことになると思う」


「それは他のドライバーにも起きることだ。他にも選択肢があるだろうからね」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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