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トロロッソ・ホンダのハートレーがガスリーのチームオーダー無視について語る「全然譲ろうとしなかった」

2018年11月14日

 トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、F1ブラジルGP決勝終盤のピエール・ガスリーとのバトルについて、チームからガスリーの前に出るよう指示されたものの、ガスリーが譲ろうとしなかったと語った。


 ふたりは異なる戦略で走り、レース終盤、古いミディアムを履いたガスリーのすぐ後ろに、新しいスーパーソフトを履いたハートレーが追いついた。ペースが速いハートレーは、ガスリーに引っ掛かっていることでカルロス・サインツJr.に追いつかれてしまうとして、自分を前に出すようチームに頼み、チームはガスリーにそれを指示したが、ガスリーは拒否し続けた。最終的にハートレーは最後から2周目にガスリーを抜くことに成功したが、それまでの間に無線では激しい言葉の応酬があった。


 ハートレーは不適切な単語を使いながら、ガスリーが自分を前に出そうとしないことについてチームに不満を訴え続けた。
「ガスリーのすぐ後ろまで来た。どうなっている? ガスリーの前に出してくれないと、サインツに追いつかれてしまう」
「彼は僕を前に出してくれるのか? いったいどうなっている? 僕をずっと押さえつけているんだ」
「君たちが彼は抜かせてくれると言うから追い抜こうとしているが、彼が前に出してくれない」


 追い抜いた後、ハートレーは自分の言葉遣いについてチームに謝罪した。ハートレーは11番手でフィニッシュしている。


 チームは再三ガスリーに強く「ポジション交代」の指示を出したが、ガスリーはそれに従わず、無線で抗議した。
「なぜレースできないのか説明してくれ。いまは優勝争いをしているわけじゃない」
「彼の方が速いのなら、オーバーテイクできるはずだ。僕はミディアムで彼はスーパーソフト。なのにオーバーテイクできずにいる。僕のタイヤは完全にだめになっているのに」


 レース後、ガスリーは、ハートレーに抜かれた最後から2周目には、燃料がなくなりつつあったために「クルージング」していたと述べた。また、ポイント圏外を走っているのにポジション交代のチームオーダーを出すべきではないと主張、「トップ10圏内を走っていたら、話は別だ。何か大きな結果を目指せる可能性がある。でも今日はそういう可能性はなかった。11位、12位、13位といったところを走っていたのだから」


 ガスリーはハートレーの後ろに下がった後、最終ラップでサインツJr.に抜かれて13番手でフィニッシュした。

■「最終的に自力で抜いた」とハートレー。満足感と悔しさ入り交じる複雑な心境

 後にハートレーはガスリーとのバトルについて明かし、チームから前に出る許可をもらって待機し続けたが、ガスリーが譲ろうとしなかったと語った。


「あっという間にチームメイトに追いついた。それでチームにこれからどうするかを尋ねた」とハートレーはRACERANSに語った。


「彼が前に出してくれるという答えをもらった。僕はタイヤを労わりながら、後ろのマシンからポジションを防御していた。だから無理に追い抜くために攻めたりはしなかった。前に出してもらうチャンスがあると思ったんだ。でも4度か5度チャンスがあったが、前に出してもらえなかった」


「でも最終的にはクリーンにオーバーテイクすることができた。それによってタイヤを壊してしまった。でも結局は1ポイント獲得には至らなかった」


 ハートレーは自分のレースには満足しているものの、入賞一歩手前だっただけに、悔しさは大きいと語った。


「自分の走りには満足している。最終的にはオーバーテイクもできたしね。でも10位に届かず11位というのは悔しい。今日は上位勢にリタイアするクルマがなかった」


「今日のレースを誇りに思っている。でもいい走りをしたことがポイントで報われなかったことは悔しいね」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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