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ガスリー、「オコンはフェアじゃない」とバトル中のインシデントに怒りを示す

2018年10月31日

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1メキシコGP決勝でのアクシデントについて、エステバン・オコンはフェアでない動きをしたと批判した。また、オコンにペナルティを科さなかったスチュワードの判断についても疑問を呈している。


 同じフランス出身のガスリーとオコンの関係が必ずしも良好でないことはよく知られている。


 ガスリーはメキシコGP決勝終盤、オコンとポジション争いをするなかで、ターン4でコーフオフした。これについてスチュワードは審議を行った結果、オコンに対してペナルティを科さないという判断を下し、その理由を次のように説明した。


「ターン4を前に、ガスリーはオコンへのオーバーテイクのアクションを開始するため、右側に寄った。オコンも右に寄ったが、コース端にマシン幅のスペースを残していた。2台ともコーナーに向けてブレーキングを遅らせたものとみられるが、スチュワードの観察によると、ガスリーは左フロントブレーキをロックアップさせ、アンダーステアになってコースオフした」


 しかしガスリーは、オコンに押し出されたことは明らかであるとして不満を示している。


「オコンが相手だと、いつも同じことが起こる。彼のことを昔から知っているが、こういうことが何度も起きているんだ」とガスリーはレース後に語った。


「オコンは、僕が最後尾からスタートして彼の前に出ようとしていたことが不愉快だったんだろう。だから僕を押し出した。おかげで僕はコース外を走らなければならなかった」


「ターン5で強引に行くこともできたけれど、そうしたら接触しただろう。その後にも追い抜きのチャンスはあったから、そんなことをする意味はなかった」
「僕としてはあれがフェアな行為だったとは思えない」

■「オコンがお咎めなしというのは納得できない」とガスリー

 ガスリーは、イギリスGPで自分がセルジオ・ペレスを押し出したとされてペナルティを受けたことを例に挙げ、スチュワードの裁定について不満を示した。


「シルバーストンの僕のように、他のたくさんのケースと比べると、グレーゾーンがあると思う。一台分のスペースを残さなければならないと決められているが、今回、明らかに一台分のスペースはなかったんだ」


「今となってはどうでもいいけどね。僕の方が前でフィニッシュして1ポイントを獲った。彼はノーポイントだ」


 最終結果では、ガスリーは10位、オコンは11位だった。


 一方でガスリーは、FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングにこの件について説明を求めたいとも述べている。


「チャーリーに聞いてみるよ。これが許されるのであれば、どういう行動が可能なのか、はっきりするからね」とガスリーが語ったとCrash.netが伝えた。


「録画を見直す必要はあるけれど、コクピットから見る限り、あれはアグレッシブすぎたと思った。僕はコースオフせざるを得なかったんだ」



(autosport web)


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