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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ランド・ノリスはトロロッソ・ホンダ入りか、複雑に絡み合うシート争奪事情

2018.08.30

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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過熱する中団チームのシート争い
シンガポールGPで新たな動きか
XPB Images

 ローレンス・ストロールとその関係者がビジェイ・マリヤからチームを買収したことで、サハラ・フォース・インディアはレーシングポイント・フォース・インディアへと変貌を遂げた。

 このことによってチームは生き延びることができたものの、ドライバーマーケットには即座に影響が現れそうだ。ランス・ストロールが2019年シーズン開幕から父のチームに移籍することは、ほぼ確実と見られているが、彼にはシンガポールGPでエステバン・オコンのシートを引き継ぐ可能性があるというのだ。

 ただしこれは、トト・ウォルフがストフェル・バンドーンに代わってオコンをマクラーレン入りさせられた場合のみ、起こり得ることである。マクラーレンはこの話を了承するのと引き換えに、ランド・ノリスのトロロッソ・ホンダ加入を確定させる必要がある。なぜならマクラーレンがノリスとのフルタイム契約を結ばない場合、彼はチームとの契約から開放されるからだ。

 多くの人物が関わる現在の状況は複雑だ。けれども上記の話が分かりにくかったからといって心配はいらない。パドックの誰もが同じ思いだ。

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ベルギーGP後も法的処理が続くレーシング・ポイント
FIAの手厚いサポートで乗り切るストロールの父
XPB Images

 ローレンス・ストロールのフォース・インディア買収は正式に完了しており、チームの名称変更も他9チームの承認を受けたうえで、ベルギーGPまでに受理されている。しかしながら、これは法的なハードルをすべて乗り越えたということを意味するものではない。

 まず、ニキータ・マゼピンの父が率いるグループもイギリスの裁判所でチームの買収を試みていた。そして資産の管理を行なっている公的な管財人に対して、彼らのほうがより良い取引を持ちかけていたと訴えている。

 さらに、ハースや他のチームはレーシングポイント・フォース・インディアが2019年の賞金を受け取る資格があるか否かという点で疑問を投げかけており、新規チームではなく既存のチームとして扱うというリバティ・メディアの決定に対して講義する可能性がある。

 しかしカナダの富豪であるストロールは今後も困難に直面するかもしれないが、リバティ・メディアやFIAのサポートがあるため、これ以上の支出はせずとも乗り切っていけるだろう。

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ライバルチームから若手の引き抜きを画策するレッドブル
トロロッソ・ホンダのシート候補探しに躍起なマルコ博士
XPB Images

 ランド・ノリスとアントニオ・ジョビナッツィが、トロロッソ・ホンダのシートを獲得する有力候補として浮上した。これまでレッドブルのマネジメント陣は、若手をジュニアチームからのみ採用するというポリシーを守り続けてきた。

 チームのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドライバー探しに躍起になっており、ルカ・ジョット、アルテム・マルケロフといった、2019年シーズンに予算付きでジュニアチーム加入が見込めそうなF2ドライバーにコンタクトをとっている。

 ノリスはマクラーレンのドライバーであり、ジョビナッツィは現在もフェラーリと繋がりを保っているが、マルコはこのうちのひとりを契約から開放させ、レッドブルのヤングドライバーズプログラムに長期で迎え入れようとしているという。どちらかがこの話を了承すると、元のチームは若手ドライバーをひとり失うことになる。

(Translation:Akane Kofuji)


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7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
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1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
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