F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデス、F1新世代パワーユニットは「技術的に後退」と主張も、FIAの提案を受け入れ

2018年6月4日

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、2021年にF1パワーユニットのMGU-Hが廃止されることを受け入れざるを得ないと認める一方で、これは技術の後退であると嘆いた。


 2021年から導入する新しいF1テクニカルレギュレーションを策定するため、現在チーム、FIA、商業権保有者の間で協議が行われている。


 変更点のひとつは、MGU-Hの廃止だ。MGU-Hの開発には多額の費用がかかり、実際にうまく機能させるのも簡単ではない。F1は、よりシンプルで、安価で、サウンドの大きなエンジンを導入することを目指す上で、2021年からの新世代パワーユニットにMGU-Hを含めないという方向を定めた。


 F1パワーユニットマニュファクチャラー全社がMGU-Hの廃止に合意したといわれているなか、メルセデスはMGU-Hをなくすことに反対ではあるものの、これを受け入れざるを得ないという考えに至ったと、ウォルフは語った。


「いくつかの問題については断念した」とウォルフは認めた。


「MGU-Hを失うことを受け入れた。これによって技術面で後退することになると考えてはいるが」


「ハイブリッド・エネルギー・リカバリー・システムは市販車に利用されている。そういったものはF1でも使用すべきであると私は考える。現実世界で起きていることを直視すべきだ」


「しかし、(F1の)ショー的要素、“H”、回転数や燃料制限といったものの最善の妥協点を探った結果、燃料を制限されず、音の大きなエンジンを使用することになるだろう」


「エンジンサウンドでインパクトを与えることは、改善可能な問題だ。我々は、エンジンレギュレーションにおいて、問題点をクリアしつつあると思う」


「環境に優しく、という方向性のメッセージにはならないが、ショー的要素が重要なことは分かっているし、それを検討し、受け入れなければならない」


 FIA会長ジャン・トッドは、現行のパワーユニットについて、「美しいアートであり技術だ。だがファンが期待しているものではないという意見を聞く。優れた選手権にするために必要なものではない」と語っている。


 ウォルフはまた、現在のパワーユニットの開発を続けつつ、新しいテクノロジーの開発のために投資しなければならないことに懸念を示している。


「解決すべき大きな問題はただひとつ。エンジン開発に予算をかけすぎていることだ」とウォルフ。


「今後の数年にわたって、支出が2倍になることは避けなければならない。現在のエンジンの開発を続けつつ、新しいエンジンの開発を行うようなことは避けるべきだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号