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ホンダ密着:新仕様PUで馬力とデプロイが向上、バトンのQ3進出を強力アシスト

2016年8月28日

 予兆はあった。
 フリー走行3回目の終盤の走行で、フェルナンド・アロンソのエンジンの油圧がいつもより低かったのである。調整して予選に臨んだが、十分ではなかった。Q1開始直後、アロンソの油圧は完全に落ちたため、アロンソはオー・ルージュに入った直後にマシンを止め、アタックを1度も行えないまま、予選を終えた。

LAT

「今日起きた問題は、今回のアップデートとは関係ないと思っていますが、まだ調査してみないとわからないので、なんとも言えません」と長谷川祐介総責任者は語っている。

 重苦しい雰囲気に包まれたマクラーレン・ホンダのガレージを明るくしたのは、チームメートのジェンソン・バトンの走りだった。Q1を11番手で通過したバトンは、Q2も最後のアタックで10番手のタイムを叩き出してハース、ルノー、トロロッソを逆転してQ3へ進出した。

「もちろん、まだ喜べる結果ではありませんが、われわれのパワーユニットのアップデートが予想通りのパフォーマンスを発揮したという確認が取れたことは素直にうれしい。この夏、懸命に取り組んできたさくらとミルトン・キーンズの人々に感謝します」

 今回のアップデートはICEとターボである。じつはこの2つの性能を同時に向上させることは簡単なことではない。なぜなら、現在のパワーユニットは燃料流入量が毎時100kgと決まっているため、パワーを上げるにはエンジンの燃焼効率を上がるしかないのだが、エンジンの燃焼効率が上がると、今度は排気エネルギーが少なくなり、今度はターボの回生率が下がってしまうからだ。

「それをリカバーするために、これまでよりも少ない熱エネルギーで、これまでと同様の回生量を得られるようなターボを改良しました」という新しいターボは、ケメル・ストレートで勢いよく回り、バトンのアタックをアシストしていた。





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