F速

  • 会員登録
  • ログイン

FIA、ハンガリーGPから無線通信規制を厳格化。トラブルはピットイン必須に

2016年7月22日

 FIAは、今週のF1ハンガリーGPに先立って、無線通信に関する規制をさらに厳しく取り締まると通達した。この措置は前戦イギリスGPにおいて、メルセデスがニコ・ロズベルグに対してギヤボックスに問題があることと、そのための対策を無線で伝達した件を受けてのものだ。 


 シルバーストンでロズベルグはチームメイトのルイス・ハミルトンに次ぐ2位でチェッカーを受けたものの、レース後に無線の違反により10秒加算のペナルティを受け、マックス・フェルスタッペンと順位が入れ替わっている。この後、メルセデスはペナルティに意義を唱えたが、正式な控訴は見送った。


 水曜日(7月20日)にFIAからチーム側へ送られた技術指示書では、伝達が許可される内容が記された項目の第2条において、大きな変更が加えられている。以前は「マシンに危機的な問題の兆候がある場合。コンポーネントに発生した問題が、緊急かつ致命的である場合にのみ、伝達を許可する」とあった。改定後の条文は「マシンに問題の兆候がある場合、伝達する内容は問題解決のためのピットイン、またはリタイアの指示でなくてはならず、これを取り消すことはできない」とある。


 もしシルバーストンから、この条文が適用されていたと仮定すると、ロズベルグはギヤボックスに発生した問題の解決法を聞くために、ピットへと戻ることになっていたわけだ。


 また、同じ項目の第3条にあった「マシンへのダメージに関する情報」は、「マシンのボディワークのダメージに関する情報」と書き換えられている。第4条にも「ドライバーデフォルト選択のための指示。センサー、アクチュエーター、コントローラの劣化や故障がオンボードのソフトウエアで検知、対策することができず、それらの機能低下を軽減することのみを目的としなければならない」との補足が加わった。


 これらの規制が適用されるのは、以前は「マシンがガレージ外にあるすべての時間、ただし決勝日のレース前でレコノサンスラップの前またはレコノサンスラップの間にマシンがピットレーンにある場合を除く」とあった。この部分も「マシンがピットレーン外にいるすべての時間、ただしドライバーがレース終了時にチェッカーラインを超え、スローダウンラップをしている間を除く」との内容に変更された。



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

10/25(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/26(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/27(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号