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【F1チーム代表の現場事情:キック・ザウバー】サインツの噂をかわすアルンニ・ブラービ代表。ドライバー確定よりまず入賞
2024年5月3日
大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、キック・ザウバーのチーム代表アレッサンドロ・アルンニ・ブラービに焦点を当てた。ニコ・ヒュルケンベルグと契約したザウバー/アウディは、カルロス・サインツの獲得も目指しているといわれる。中国GPでアルンニ・ブラービにはサインツに関する質問も投げかけられた。
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キック・ザウバーは今年、厳しいシーズンスタートを切り、第5戦中国GP終了時点でまだノーポイントだ。
ウイリアムズとアルピーヌも同じくノーポイントだが、キック・ザウバーは、マシンにはそれなりの速さがあるものの、ピットストップで問題を抱えており、思うような戦いができないだけに、より一層フラストレーションがたまる状況といえるだろう。
2026年にはアウディとしてF1にエントリーするザウバーは、今年はスポンサー契約により、アルファロメオからステークF1チーム・キック・ザウバーと名称を変えて戦っている。新しいスタートを切ったチームだが、序盤戦ではピットストップに時間がかかる問題を抱え、不本意なレースが続いた。
チャンスを逃し続けるなか、中国GPを前に、アレッサンドロ・アルンニ・ブラービはトンネルの先に光を見出したように感じていた。日本GP後にピレリが実施したタイヤテストにザウバーはRBとともに参加、バルテリ・ボッタスが約300周を走行し、その際に、チームはタイヤ交換のシミュレーションも行った。
タイヤテストでは、チームがマシンに新しいものを導入することはできない。アップグレードをテストして他チームに対してアドバンテージを得ることを防ぐためにそのような規定があるわけだが、今のザウバーにとってはピットストップを何回か経験できることは、本格的な改善を待つ間の追加の対策を探る上で重要だった。
ザウバーがピット作業で抱えている問題はハードウェア関連であり、当面は根本的な解決を図ることはできず、問題が起こる頻度を抑えるようにするしかない。作業の一部を外部委託しているため、問題の解決には時間がかかるためだ。これについては、ザウバーの設計と製造に関する能力が疑問視されることにもつながっている。
キック・ザウバーは、そういう状況のなかで重要なグランプリを戦わなければならなかった。中国GPは、レースドライバー周冠宇にとって初の母国グランプリだった。中国出身の初のF1レギュラードライバーを迎える上海インターナショナル・サーキットは満席となり、周冠宇に大きな声援が送られた。
しかしレッドブルのヘルムート・マルコが、ザウバー/アウディは2025年に向けてカルロス・サインツにレッドブルには対抗できないほど好条件のオファーを出していると発言したことで、中国GPの週末、アルンニ・ブラービは難しい対応を迫られた。周冠宇が来年のシートを失う可能性があることに注目が集まったからだ。
「それは単なる憶測だと思う」とアルンニ・ブラビは、マルコの発言について語った。
「ドライバーなら誰でも、状況を理解し、プロジェクトに共通のビジョンがあるかどうかを理解するために、多くのチームと話し合う。特に我々のように2026年に向けた移行プロセスにあるチームなら、なおさらだ」
「しかし我々は自分たちのドライバーに集中し、尊重している」
「チームとしてもっと良いパフォーマンスを発揮する必要があることは承知している。それが、将来のドライバーラインアップを決定するための最初のステップだ。まずはパフォーマンスを強化する必要がある。我々は今季まだノーポイントなのだから」
「つまり、一番の目標、優先事項は、まずポイントを獲得することだ。それから我々のドライバーたちとの話し合いを始め、もちろんマーケットに目を向ける」
「今行っている話し合いの内容を公開するのは適切なことではない。他のチームがドライバーにどういうオファーをしているのか、どういう内容の話をしているのかについては、誰も知らない。他人が行うゲームに参加したくない場合もある」
チームのパフォーマンスが良くなければ、ドライバーマーケットで有利な動きをすることはできない。キック・ザウバーは中国GPでも信頼性の問題やピットストップのトラブルに見舞われ、ポイントを獲得することができなかった。第一候補のドライバーを獲得するためには、こういった課題をできるだけ早く解決する必要があるだろう。
(Chris Medland)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |