2014年ももう残りわずか。F1界もしばし静かな今、今年のF1の10大ニュースを紹介し、1年間を振り返ってみたいと思います。2014年1月1日から12月27日までに掲載した記事のうち、皆さまのアクセスを数多く集めた10の話題をピックアップしました。
小林可夢偉選手関係の話題は特別に別記事で取り上げることにして、今回はそれ以外のF1の話題から10のトピックを選び、関連記事と共にご紹介いたします。
ここでは10位から6位をカウントダウン。5位から1位のトピックに関してはこちらからをご覧ください。
【第10位】セナとラッツェンバーガー没後20年
1994年サンマリノGPでのアイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの事故死から20年を迎えた今年、多くの人々が当時を振り返り、ふたりにまつわる思い出を語りました。
これに関連する記事の中で最も多くアクセスしていただいたのは「プロスト、セナとの“半年間の友情”について語る」でした。故アイルトン・セナの一番のライバルであり確執があったことで有名なアラン・プロストが、セナが亡くなるまでの半年は親しい友人関係を築いていたことを明かしています。
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【第9位】アメリカF1チームが誕生
2013年末にFIAは新F1チームを募集、今年4月にNASCARに参戦するスチュワート−ハース・レーシングの共同オーナーであるジーン・ハースの申請を承認しました。その後、「ハースF1チーム」のデビューは2016年に延期されましたが、チームはフェラーリとパワーユニット契約を結ぶなど、準備を着々と進めているようです。
関連記事の中で最もアクセスを集めたのは「新アメリカチーム「ケータハムらと同じ過ちは犯さない」でした。今年終盤にケータハムとマルシャが財政難から破綻した後の、ハースの発言です。
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【第8位】ケータハムのごたごた
2014年のケータハムはシーズン中にオーナーが変わり、ベルギーGPでは小林可夢偉選手の代わりにアンドレ・ロッテラー選手を乗せるなど、不安定な状態に。元従業員との訴訟問題も発生、その後、経営破綻し管財人の管理下に入り、ついにアメリカ、ブラジルの2戦を欠場しました。今も2015年参戦を目指し売却交渉を行っているようですが、先行きは不透明です。
ケータハムの話題については可夢偉選手関連の注目トピックの記事でも触れますが、「ケータハム」単独のニュースとしては「GP直送:ケータハムの緊急ミーティングをキャッチ」という、体制変更直後のチームミーティングについてのレポートが最も多くのアクセスを集めました。
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