アルファロメオF1チーム・ステークは9月14日、周冠宇との契約を延長したことを発表した。これによりアルファロメオは2024年にバルテリ・ボッタスと周のペアで3シーズン目を迎えることになる。リザーブドライバーは、引き続きテオ・プルシェールが務める予定だ。

　F1キャリアの11年目を迎えているボッタスは、2022年にメルセデスからアルファロメオに加入した。チームとは複数年契約を結んでおり、来年で3年目になる。周とのコンビも3年目を迎えるが、ボッタスは今年の残りと来年に向けて持っている力をすべて出し切りたいとコメントした。

「この先僕たちの前にはエキサイティングな旅が待っていると感じている。チームがどのようにまとまるのかをわかっている状態で2024年シーズンを楽しみにすることができて嬉しいし、感謝している。チーム内はいい雰囲気で、周とは仲がいいし、改善するためにお互いをハードにプッシュし合っている」

「ヒンウィルでもそれ以外でも、舞台裏ではすごい量の仕事が行われている。ラインアップが決まり、僕たちは今週末のシンガポールからすでに向上することに完全に集中できる。一歩一歩前進することは、今年と来年に向けて前進することだ。だから、コースサイドやファクトリーにいるときはいつも、持っている力をすべて出し切ろうと意欲を燃やしている」

　また現在アルファロメオのリザーブドライバーであるプルシェールは、来年も同様にリザーブドライバーを務めることになる。プルシェールは今年ARTグランプリからFIA F2に参戦しており、現在ドライバーズランキングで首位に立っている。残すレースは、最終戦アブダビのみだ。

　アルファロメオのアレッサンドロ・アルンニ・ブラービ代表はプルシェールについて、「テオがリザーブドライバーのひとりとして2024年もチームに残ることをうれしく思う。彼は今年F2だけでなく、ヒンウィルでチームと協力しながら舞台裏でも素晴らしい仕事をしてくれた」と評価。プルシェールはリザーブドライバーを継続することについて、自分がチームにもたらすことができるものは多いと語った。

「何年もの間チームは僕にとって家族のような存在だったので、アルファロメオF1チーム・ステークとザウバー・アカデミーとともに自分の旅を続けられることを本当に嬉しく思うし、感謝している。チームのみんなから受けたサポートは素晴らしいもので、チーム全体の成長に貢献できることを誇りに思う。僕にはこの特別なグループに与えられるものがたくさんあるし、将来が楽しみだ」

「もちろん、アブダビでF2の仕事をやり遂げることが、感謝の気持ちを伝える最高の方法だ。チームのために全力を尽くすつもりだ」

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