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マクラーレン・ホンダ密着:旧スペックPUで記録されたタイムに好感触、明日の予選に自信

2017年9月30日

 マレーシアGP初日のフリー走行を終えたフェルナンド・アロンソの順位は5位。これは前戦シンガポールGPの初日にアロンソの7位だけでなく、チームメートのストフェル・バンドーンの6位よりも上である。長谷川祐介ホンダF1総責任者によれば、「今年のマクラーレン・ホンダのマシンは、シンガポールだけでなく、マレーシアでも速い」という。

 この結果に胸をなでおろしているのは、アロンソではないだろうか。じつはアロンソ、スタート直後の事故に巻き込まれて0周リタイアに終わった前戦シンガポールGPのレース直後、チームホスピタリティハウス内にある自室の壁を殴り、穴を開けるほど悔しがっていたからだ。

「リプレイ映像を見て、怒りが抑えきれなくなったんだ。ベッテルがターン3でスピンしたとき、僕はルイス(・ハミルトン)のすぐ後ろにいたんだ。そのままの順位でフィニッシュできたとは思わないけど、表彰台は十分可能だった。あそこで表彰台を獲得していたら、僕のレースキャリアので最大級の結果だったと思う」

 千載一遇のチャンスを逃したと思ったアロンソだが、チャンスはまだ残っていた。
「今日はいい一日だった。最初のセッションで3番手で、2回目のセッションでもクルマの挙動は良かった。いくつか違うパーツを試したけど、それも皆ポジティブだった。クルマはこのサーキットで感触がいい」と、フリー走行後のアロンソの表情には再びモチベーションがみなぎっていた様子だった。

 アロンソがマレーシアGPに高いモチベーションを維持しているのには、もうひとつ理由がある。それはシンガポールGPでクラッシュした際にダメージを負ったパワーユニットが生きていたことだ。

「確認した結果、エキパイの一部にクラックが入っていた程度で、破片がターボに入り込んでいなかったので問題はありませんでした」(長谷川総責任者)

 しかも、そのスペック3.7は土曜日に温存し、この日のフリー走行では、いわゆる「金曜日エンジン」である以前、レースで使用していた古いスペック(3.5)を搭載して記録されたタイム。

 雨のために30分遅延してスタートし、側溝のフタが外れて赤旗が出されたまま終了するという波乱の幕開けとなった今年のマレーシアGPだが、マクラーレン・ホンダの2人にはその悪運は近寄らなかった。

(Masahiro Owari)




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