ドライバーウォッチング：グティエレス、嬉しい初ポイント！

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　今年F1デビューしたエステバン・グティエレスが、15戦目の日本GPでついに初ポイントを獲得した。今季のザウバーは去年の絶好調ぶりがウソのように、開幕当初から不振続き。中堅のヒュルケンベルグでさえ、シーズン中盤までは8位が最高位。もちろんエステバンは、0ポイント。それどころか予選でトップ10に残ったことすら、9月のシンガポールが初めてだった。

　それだけに今回の7位入賞は、天にも昇る気持ちだったに違いない。何しろレース後、車検場での体重測定を忘れてしまい、チームスタッフが慌てて囲み取材現場に連れ戻しに来たほどだ。

「あんまりうれしくて、うっかりしちゃった（笑）。長かったからね〜。ここ数戦は、予選でもコンスタントにトップ10に入る速さがクルマに戻ってきて、でもレース本番はどうしても、あと少しのところでポイントに届かなかったんだ。それが今週末は予選が伸びなくて、Q3に行った二コ（ヒュルケンベルグ）とは、わずかコンマ2秒差だったんだけど、僕は14番手に終わっちゃって」

　ところがレースでは、終始力強い走りを披露する。

「そう。スタートの混乱をうまく抜けて、一気に9番手に上がったのが大きかったね。そこからもペースが安定してて。最後までタイヤも、うまく使えた。今回は棚ぼたとも幸運とも無縁の、実力でつかんだ7位だったと思うよ」

　これで来季のシートは安泰？

「僕はいつも、自分の実力を信じてる。そして未来も明るいと、信じてるよ」

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