可夢偉「スタートも順調にいったし、レースとしては悪くなかった」

Sauber

――予選8位から10位フィニッシュです。
「基本的にはそんなに悪い感じではなかったんですけど、予選のペースや、前の集団の結果じゃないかなと思います。あれだけ速かったフェラーリとは予選ではひどい時には0.6秒以上あったのに、58周終わってみて20秒差くらいだったので、レースペースとしては悪くもなかったと思います。予選で僕らより速かったフォースインディアも、レースでは僕らより3秒先でしたし。スタートも順調にいったし、レースとしては悪くなかったですね。
　やっている内容、スタートしたタイヤ、すべてを考えると、別に悪いことしたわけじゃないんですけど、チームメイトがあんなに良い仕事をしたおかげでどうしても僕が悪く見えてしまう、そういう結果ですね（苦笑）」

――1ストップではタイヤが厳しかった？
「キツかったですね。第1スティント終盤が1ストップか2ストップかの境目だったので、粘らないといけなかったんですけど、全体的にペースが足りなかったです。
　あれがギリギリでした。思ったよりもタイヤが減るのが早かったですね。あれ以上は求められないし、うまくいってもフォースインディアを食えたかなっていうところで、僕自身もいっぱいいっぱいでした。早めにタイヤ交換したとしても、そのぶん早くタイヤが終わっていたと思います」

――予選で後方に沈んだペレスが新品のハードタイヤでスタートして、好ペースで走りました。
「難しいですね。ユーズドタイヤでスタートするのと、新品タイヤでスタートするのと、差は大きいですからね。でも予選でしっかり前に行って良いポジションで走ることも大事。本当にそれは難しいところですね」

――チームメイトの表彰台獲得については？
「チームとしてはすごく良い結果だし、彼がすごく良い仕事をしたのでこれは見事というしかないんですけど、ただ、なんか僕があんまり良い仕事してないような感じに思われてちょっと腹が立つ（苦笑）。僕は別に何か悪いことをしたわけじゃないんですけど、そんな感じになっているから、人生ってこんなもんなんだなぁ、とつくづく痛感してます（苦笑）」

――とにかく運に恵まれませんね。
「“噛み合い”ですよね。でもこれは地道にやっていくしかない。シンガポールはバンピーなので僕らのクルマ的には多分不得意なんですけど、そこでしっかりポイントが獲れれば、次はやっと鈴鹿が来る。それに向けてしっかりと行けると思います」

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