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レッドブル&HRC密着:唯一の1分43秒台をマークしたフェルスタッペン。ドライ路面で際立つ速さにフェラーリも警戒
2022年8月28日
マックス・フェルスタッペンがF1ベルギーGPの予選で最速タイムをマークした。レッドブル・パワートレインズへパワーユニットを供給しているホンダにとって、スパ・フランコルシャン・サーキットは、復帰後しばらくの間、鬼門とされてきた。長いストレートと急勾配のオー・ルージュがあるスパは、パワーユニットの性能がラップタイムに大きく影響し、当時のホンダはライバルに劣っていたからだった。
ターニングポイントは2021年。新骨格のICEを投入したホンダは、F1ラストイヤーのベルギーGPで見事フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。ただし、それはウエットタイヤを履いた濡れた路面で得たポールポジションだった。
今年のベルギーGPは曇り空だったが、1時間を通してドライタイヤを履いて行われた予選。その状況のなかで、フェルスタッペンは1分43秒665と、予選2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)に対して、コンマ6秒以上の大差をつけて予選でトップタイムをマークした。
もちろん、フェルスタッペンのICE(内燃機関)は新品で、サインツは今回ICEを交換していないので、単純にタイム差がパワーユニットの性能の差を表すものではないが、少なくともホンダが開発した今年のパワーユニットがコース上で最も速いパワーユニットのひとつになったと言っていいだろう。
ただし、ベルギーGPが開幕した金曜日の時点で、フェルスタッペンはパワーユニットの主要4コンポーネントを4基目にしていたことから、最後尾スタートが決定していた。通常であれば、Q1かQ2で予選を切り上げていてもおかしくなかった。それでもQ3までアタックを続けたのは、チャンピオンシップ争いを演じているシャルル・ルクレール(フェラーリ)もまた複数のパワーユニット・コンポーネントを新しくし、最後尾スタートとなっていたからだった。そうなると、日曜日のグリッドを決定するのは、予選順位となる。
しかし、フェルスタッペンの心配は杞憂に終わる。Q3の1回目のアタックでただひとり1分43秒台をマークして、フェラーリ勢に大差をつけてトップタイムをマークしたフェルスタッペンは、2回目のアタックをとりやめた。それでも、チームメイトのセルジオ・ペレスをはじめ、だれも寄せ付けることなく、堂々と予選トップの座を守ったフェルスタッペンには、15番手からスタートするにも関わらず、自信がみなぎっていた。
レースに向けての目標を尋ねられたフェルスタッペンは、こう語った。
「今日のペースを考えると、少なくとも表彰台には立ちたい」
フェルスタッペンに代わって、ポールポジションからスタートするサインツもこう語る。
「彼が今日見せつけたペースがあれば、すぐに優勝争いに戻ってくるだろう。ましてや、セーフティカーが入れば、あっという間に僕たちに追いつくよ」
果たして、フェルスタッペンはどこまで追い上げることができるのか。それはこの日、サーキットを訪れたHRCパワーユニット開発責任者の浅木泰昭も注目しているはずだ。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |