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グリッド降格のフェルスタッペンが後続に0.6秒差の最速タイム。サインツ、ペレスが最前列へ【予選レポート/F1第14戦】
2022年8月28日
2022年F1第14戦ベルギーGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速タイムを記録した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は19番手だった。
予選直前に行われたポルシェカップの予選中のクラッシュで、ターン12ファーニュのバリアが破損。その修理のためにQ1は25分遅れ、現地時間午後4時25分から始まった。その時点の天候は薄曇り、気温は15度とかなり低く、路面温度も21度に留まっている。
エンジン全開率70%前後のパワーサーキットということもあって、フェルスタッペンやシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)ら計7人がパワーユニットの一部、ギヤボックス、あるいはそれらすべてを交換した。そのうちバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)以外は通常ならグリッド最後尾降格のペナルティだったが、この予選の順位次第で15番手から最後尾までのグリッドが決まる。
Q1最初のアタックではフェルスタッペンが、まず1分44秒581でトップに立った。0.469秒落ちでサインツ、3、4番手にペレス、ルクレールが続いた。この上位4人以外の16台が、2セット目のアタックに出て行った。メルセデスの2台が上位に進み、ジョージ・ラッセルが5番手。しかしアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がルイス・ハミルトンをコンマ06秒しのぎ、6番手に躍進した。8番手ノリス、9番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)は12番手でQ2に進んだが、角田はコースオフを喫し、19番手に終わった。
Q2では中古ソフトで出て行ったフェルスタッペンが、新品でのQ1最速タイムと遜色ない1分44秒723という驚異的なタイムでQ1に続くトップ。ニュータイヤのペレスが0.071秒差で2番手につけた。3番手サインツ、4番手オコン、5番手ノリス。ルクレールは「低速コーナーでものすごくマシンが跳ねる」と訴え、6番手が精いっぱいだ。メルセデス勢もラッセル8番手、ハミルトン10番手と、今ひとつ精彩に欠ける。
4番手ルクレール以下が2セット目のアタック。ルクレールはニュータイヤに履き替え、1分44秒551でトップに立った。2番手フェルスタッペン、3番手ペレス、4番手サインツ。ハミルトン、ラッセルは5、6番手まで順位を上げた。オコン7番手、アロンソはオコンのスリップストリームを使って8番手。9番手ノリス、そして20人のドライバー中唯一予選トップ10の結果を出せていなかったアルボンが、ついにQ3に進出した。
Q2落ちはダニエル・リカルド(マクラーレン)、ガスリー、周冠宇(アルファロメオ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ミック・シューマッハー(ハース)だった。
Q3で新品ソフトでアタックに出て行ったルクレールが、「このタイヤは何だ」と、無線で問いただした。チームからの返答は、「申しわけない。間違いだ」。グリッド降格が決まっているため、ニュータイヤはレースにとっておくつもりが、間違って履かせてしまったのだった。
1セット目のアタックでフェルスタッペンが1分43秒665の最速タイムを叩き出し、サインツ、ペレスが2、3番手に続いた。4番手にルクレール。ただしフェルスタッペン、ルクレールはグリッド降格のため、サインツ、ペレスが実質的にポールポジションを争うことになる。
フェルスタッペン、ノリスはここでコクピットを降り、2セット目のアタックは8台で行われた。サインツはルクレールのスリップを使おうとしたが、コースオフするなどしてタイム更新できず。しかしそれ以上にペレスのペースが伸びず、サインツは自身2度目となる先頭からのスタートが確定した。
4番手ルクレール、5番手オコン、6番手アロンソ、7番手ハミルトン、8番手ラッセル、9番手アルボン、10番手ノリスという順位。このうちフェルスタッペン、ルクレール、オコン、ノリスがグリッド降格となるため、フロントロウはサインツとペレス、3番手アロンソ、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手アルボン、そして7番手リカルド、8番手ガスリー、9番手ストロール、10番手ベッテル、角田は13番手というグリッド順になる予定だ。
(Kunio Shibata)
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3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |