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ベッテル「接触と自分のミスでレースを失った」 :フェラーリ日曜コメント

2015年11月2日

 2015年F1メキシコGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはリタイアに終わった。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=リタイア
 スタートは失敗だった。ダニエル(・リカルド)との接触の後、僕は激怒していた。でも今は誰も悪くないと思っている。彼は自分が選んだラインを走るには速度を出し過ぎていて、僕を避けられずにヒットしたんだ。でもそういうことは時にはあるからね。それがレースだ。もちろん、1コーナーであんなことが起こると最後尾まで落ちてしまって、そこから挽回しなければならないから辛いけれど。

 そういうわけで僕のレースはあの時にほとんど終わったようなものだ。もっと早くセーフティカーが出てくれればよかったんだけど、そうはいかなかった。挽回しようと頑張ったが、2回ミスをしてしまい、それが響いた。最後のミスで完全にレースを終える羽目になったんだ。あれはとても誇らしいとは思えないね。

 マシンは全体的に好調だったし、速さがあった。励みになるペースだったよ。メルセデスとかなり近かったからね。これほど彼らに近いペースで走れたのは久しぶりだと思う。何とか上位に戻ろうと全力を尽くした。でもやりすぎてしまったんだね。あのミスを説明するならそう言うしかない。

 
(コースアウトした時、マシンにトラブルを抱えていたのかと聞かれ)違う。あれは僕のミスだ。あのクラッシュについてちゃんと理解したいから調べた。マシンに何も悪いところはなかった。通常とだいたい同じスピードでコーナーに入っていったんだけど、突然コントロールを失った。最初に体勢を崩した時と同じだ。

 ここはコンディションが難しいけれど、コンディションのせいでもサーキットのせいでもない。最終的には僕自身のミスだ。少し多くを求めすぎたんだね。

(リカルドとの接触について)最初はすごく怒っていた。だってあれでパンクして、レースを失ったんだから。でも今考えれば、スタート直後なんだし、(スチュワードから)ペナルティが出なかったのは正しいと思っている。ダニエルは行き場がなかったんだろう。彼は飛び込もうとしたけどあそこに隙間はなかった。ああいうことをわざとできるわけはないし、彼を非難したりしない。でももちろん、残念な出来事だった。




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