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ロス・ブラウン、1分遅れのフェラーリに驚き。レッドブル・ホンダF1の前進は高く評価
2019年8月14日
F1のモータースポーツ担当ディレクターを務めるロス・ブラウンが、フェラーリは、勢いを取り戻しタイトルを争えるチームであることを証明するために、なんとしてもまずは1勝を挙げる必要があると語った。
フェラーリのタイトル争いにおけるチャンスは徐々に消え失せようとしている。メルセデスの優位性に圧倒されているだけでなく、今シーズンは高いダウンフォースが要求される環境では必ず苦戦するという、SF90の弱点の影響も受けているからだ。
曲がりくねったレイアウトのハンガリーGPのコースは、フェラーリとドライバーたちをまたも煩わせた。セバスチャン・ベッテルは、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンにはまるで歯が立たず、ふたりから大差の3位でフィニッシュしている。
ハンガリーGPでフェラーリが苦戦することは予想されていたが、これほど大きな差がつくとは思っていなかったとブラウンは言う。
「セバスチャン・ベッテルが3位、シャルル・ルクレールが4位につけたとはいえ、フェラーリにとっては厳しい週末だった」とブラウンは恒例のレース後のインタビューで語った。
「優勝者から1分を超える遅れでフィニッシュするとは、フェラーリにとってこの差は大きすぎる」
「コースの性質から、このグランプリはフェラーリのマシンと相性が良くないことは分かっていた。しかし特にレースにおいて、ここまでの差がつくとは思わなかった」
「最大限のダウンフォースが必要な第3セクターでのタイムが多くを物語っている。フェラーリのマシンはメルセデスとレッドブルのペースに、遠く及んでいなかった」
「サマーブレイクはおそらくちょうど良いタイミングで訪れた。物事がうまくいっていないときに、フェラーリにかかるプレッシャーがどれだけのものになるか、私はよく知っている」
「一息ついて、エネルギーを充電するのは悪くないことだ。そしてまたレースが始まる。フェラーリのマシンの空力効率を考慮すれば、スパ・フランコルシャンとモンツァのようなサーキットでは、ベッテルとルクレールは再度戦いに挑めるようになるだろう」
「フェラーリはなんとしてもまずは1勝を挙げる必要がある。タイトル獲得を目指すというよりも、士気を高め、チャンピオンシップを賭けて戦えるポテンシャルがあることを証明するためにだ。フェラーリには常にその義務があるのだ」
■「ホンダはパワーとスピードの面で真の前進を成し遂げた」とブラウン
フェラーリで戦略面でも手腕を発揮したブラウンは、ハンガリーでメルセデスが成功させた見事な戦略を高く評価した。その戦略によりハミルトンはレース終盤で勝利をもぎ取ったのだ。
「プッシュし続ける余裕がありそうな状態のタイヤを履いていたハミルトンをピットインさせたのは奇妙にも思えたが、その作戦は大成功を収めた」とブラウン。
「それゆえメルセデスは称賛に値する。もっと分かりやすい手段を選んで、レースが展開するのを待つこともできたが、彼らは戦略上のリスクを取ったのだ」
「もちろん、メルセデスが両選手権で大きくリードしていることを考えれば、彼らにはリスクを取る余裕がある。しかしメルセデスは最初から最後までスリリングなレースを生み出し、F1は単にドライバー同士の戦いというだけでなく、素晴らしいチームスポーツであることを証明した。ドライバーとチームは相互依存的な関係にあるのだ」
最後に、ハンガリーGPで多くの興奮をもたらしたフェルスタッペンと彼が所属するレッドブル・ホンダについてもブラウンは言及した。
「ハンガリーでは、レッドブル・ホンダは2番目に強力なパッケージを持っていることを証明したし、ホンダはパワーとスピードの点で真の前進を成し遂げたことを示した」とブラウンは語った。
「マックスはこの4戦で、他の誰よりも多くのポイント(81ポイント)を獲得している」
「ハミルトンより18ポイント多く、それぞれ45ポイントを獲得したフェラーリのふたりの倍近い。また、ボッタスの(ここ4戦での)合計ポイントの2倍を優に超えている」
「タイトル争いでルイスを倒すところまではいけそうにないが、ランキング2位の座はフェルスタッペンが獲得する可能性が高まってきた。そうなれば特別な出来事であるといえるだろう」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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