カルロス・サインツJrは、先週のアブダビテストで2015年のF1レースデビューの準備ができていることを示したと、ヘルムート・マルコは考えている。
サインツJrは、今年のフォーミュラ・ルノー3.5のタイトル獲得の褒賞として、先週のアブダビテストでレッドブルRB10をドライブするチャンスを与えられた。彼はテスト初日に100周を走破すると、それから3日後の29日に、来年のトロロッソデビューが正式に決まった。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、若きスペイン人のパフォーマンスが、来年F1デビューさせるのにふさわしく、レッドブルとチームにとって正しい選択だったと語っている。
「アブダビでのF1テストは、彼がレースシートにふさわしいドライバーであることを改めて我々に確認させるものだった」とマルコ。
「彼は非常にうまくテストをやり遂げ、F1の準備が整っていることを証明した」
「彼は100周を走ったが、スピードも技術的なフィードバックも申し分なかった」
「我々が予想していたすべてをやり遂げたので、自然な選択だったと言えるだろう」
レッドブルが、来年17歳になるマックス・フェルスタッペンのトロロッソデビューを決定した時、サインツJrのF1デビューに暗雲が立ちこめた。しかしマルコは、彼らふたりが2015年のF1グリッドに値すると考えている。
「カルロスは、7勝の記録で今年のワールド・シリーズ(・バイ・ルノー)のタイトルを勝ち取り、我々を納得させた」と、マルコは付け加えた。
「シリーズの歴史において、その点で誰もカルロスと並ぶものはいない。彼はこの2年間で非常に成熟したんだ」
「おそらく、フェルスタッペンの起用は多少の驚きだったと思うが、彼のような才能ある者が現れた時は思い切ってやってみなければならない」
「私は、彼らのF1初シーズンを楽しみにしているとともに、非常にうまくやると確信している」