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ロズベルグ「僚友でもルイスに手の内は明かさない」

2014年6月30日

LAT

 メルセデスのニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンは同じチームに所属する者同士ではあるがタイトル争いのライバルであり、彼に対して手の内をすべて見せるつもりはないと語った。

 2014年のF1ではメルセデスチームが圧倒的強さを誇っており、ロズベルグとハミルトンのふたりが激しくタイトルを争っている。第8戦終了時点ではロズベルグは165点でポイントリーダー、ハミルトンは136点で2位に続いている。

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、チームメイト同士が王座を争うことで、完全な情報共有がなされなくなることを心配している。

「我々は透明性を保ち、それが損なわれないようにする必要がある」とウォルフはオーストリアGPの週末に語った。
「透明性とは、見解を交換して互いに学ぶことだ。これについては注意深く見ていく必要がある」


 しかしロズベルグは、当然すべてのデータは相手に公開するが、自分が見つけた小さなアドバンテージを知らせるつもりはないと語った。

「すべてオープンな状態だ」とロズベルグ。
「データをはじめ、すべてがオープンだ。ただ、必ずしもいつでもすべてを明かして『ほら、僕はこうしてるんだ』と言うわけではない」

「僕がどこかで小さなアドバンテージを見つけたとしよう。そしたらそれを誰にでも話すかというと、そんなことはしないだろう。自分だけの中にしまっておく。そういう小さなことがあるものだ」

 しかしロズベルグは、自分もハミルトンもチームのために働いていることは忘れないと述べた。

「実際には僕らはシルバーアローのためにレースをしている。協力し合って働いてこそ最強になれる。だから協力し合っているし、それは今後も変わらない」
「同時に僕らは競い合ってもいる。だから、相手に対して少しでもアドバンテージになることを見つけたら、それは必ず活用する」




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