可夢偉「ピットストップ以降は流れが悪くなってしまいましたね」

Sauber
―今日のレースは、チームとしてはどういう見方ですか？
「完全に最初のピットストップで終わった、という結論ですね」

―１回目のピットストップが6.2秒もかかってしまいました。
「あのピットストップ以降は流れが悪くなってしまいましたね。セナとの接触は、彼が突然右にラインを変えてきて、避け切れない状態でした。最悪と言うしかないですね」

―ピットでのタイムロスの原因は？
「左フロントのタイヤが取れなかったんです。もう何回も同じことが起こっているので、なんとかしなきゃいけません」

―マッサとの接触は？
「サイドバイサイドでコーナーに入っていったんですけど、結果的に僕がペナルティを受けて……。僕は前に出ていたから良いかと思っていたんですけど、十分にスペースを空けてないと言われてしまった。抜きに行っているのだから、スペースを空けるも何も関係ないと思います。まぁ、よく分からない審議結果ですね」

―それでリタイアして、次戦の5グリッド降格ペナルティになってしまいました。
「あそこでウイングを換えて何周か走って、（裁定が）ドライブスルーペナルティになっていれば良かったんですけど、チームが『もうやめろ』と止めので、次のレースで5グリッド降格ですからね（苦笑）。運が無いとしか言いようがないです。でもまぁ、全然違う気持ちでシルバーストンには臨みたいと思いますけど」

―マッサとの接触がなければ、まだ入賞のチャンスもありましたよね。
「そうですね、それまでがあまりにひどかったし、あそこからノンストップで最後まで行くのも、タイヤが結構ツラかったとは思いますけどね。そういう意味では、最初のピットストップ以降、完全に流れを見失ったとしか言いようがないです」

―終わってみれば、表彰台はおろか優勝も狙えたレースでしたが……。
「これが結果です。チーム力の差というか、そういうものだと思います」

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