ウクライナがロシア人ドライバーの参戦禁止を要請。FIA、臨時会合を招集し対応を協議へ
2022年3月1日
ウクライナのモータースポーツ当局が国際自動車連盟FIAに対し、ロシアおよび侵攻拠点のひとつとなったベラルーシ出身の全ドライバーが国際大会に出場するのを禁じるよう求めた。
2月24日にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以来、国際的にロシアに対する非難の声が高まっている。ウクライナは各国に対して支援を求め、アメリカや欧州連合(EU)をはじめ、いくつかの国々が新たな経済・金融制裁を決定しつつある。
この動きはスポーツ界にも波及しており、欧州サッカー連盟(UEFA)はチャンピオンズリーグ決勝をロシアからパリに移し、F1は今年のロシアGPの中止を決定した。
ロシア企業ウラルカリをタイトルパートナーを持つハースF1チームは、25日のバルセロナテストでは、同社のロゴを外して走行。ギュンター・シュタイナー代表は、ウラルカリとの契約、同社と深いつながりを持つレースドライバー、ニキータ・マゼピンとの契約を維持するかどうか、検討を行うと述べた。
FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、ウクライナ・モータースポーツ連盟会長レオニード・コスティチェンコに手紙を送り、彼自身の全面的な支援とFIAの支援を保証すると伝えた。これに対しコスティチェンコ会長は、FIAに対し、ロシアとベラルーシのライセンス保持者がこの2カ国以外で行われる競技に参加することを禁止するよう要請した。
FIAがこれを受け入れれば、マゼピンが2022年F1のグリッドにつくことができなくなり、ダニール・クビアトのWEC参戦も妨げられるなど、大勢のドライバーたちの今季プログラムに影響が出る。
さらにウクライナはFIAに対し、FIAの機関および委員会から、ロシアとベラルーシの全メンバーを排除することも求めている。
FIAはまだウクライナ側の要求への返答を行っておらず、3月1日に世界モータースポーツ評議会(WMSC)の臨時総会を行うことを決定した。
FIAは2月28日に次のような声明を発表した。
「世界モータースポーツ評議会の臨時総会が明日招集され、現在進行中のウクライナ危機に関する事柄を話し合う予定だ。結果については会合の後にお伝えする」
2月28日には、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手を国際大会から除外するよう、国際競技連盟や大会主催者に勧告したと伝えられている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |