最新記事
- フェルスタッペン2位「一時は遅すぎて6位も覚...
- 【角田裕毅F1第12戦分析】ポイントを望めなか...
- ブラッド・ピット主演映画『F1』のティザー映...
- 【F1第12戦決勝の要点】ついにマシン“ダウン...
- 【ポイントランキング】2024年F1第12戦イギリ...
- 【順位結果】2024年F1第12戦イギリスGP決勝
- ハミルトンが母国で3シーズンぶりの優勝飾り...
- 2024年F1第12戦イギリスGP予選トップ10ドライ...
- 2024年F1第12戦イギリスGP予選トップ10ドライ...
- フェルスタッペン「全開で戦うのが僕たちのス...
- レッドブル&HRC密着:ペレスのスピン、フェ...
- 【角田裕毅F1第12戦展望】天候を理由に大幅変...
【F1技術解説】テストで明るみに出た各マシンの秘密(1)規約の網を巧妙にすり抜けたマクラーレンのディフューザー
2021年3月26日
オンラインでの2021年F1新車発表では巧妙に隠されていたアップデート部分が、バーレーン直前テストで砂漠の炎天下にさらされた。失われたダウンフォースを回復しようと、各チームが様々な工夫を凝らしている中で、最も注目すべき5つの変更点を、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが紹介する(全2回)。
1)ディフューザー規定変更に賢く対応したマクラーレン
開幕直前テストで技術的に最も注目を集めたのが、マクラーレンがディフューザーに施した工夫だった。FIAはF1マシンがこれ以上速くならないよう、ダウンフォースの大幅な削減を目論んだ。ディフューザー性能を落とすため、内部を分割するストレーキの高さを基準面から50mmに制限。それによってディフューザー内部の整流効果を落とし、ダウンフォースを減らすためだった。
するとマクラーレンの技術陣は、従来のストレーキ自体は確かに短くしたが、同時にフロア後端からディフューザーへと伸びる部分の形状を変え、去年までと同じ低い位置でのストレーキの役目を持たせようとしたのだ(写真上:黄色矢印参照)。技術規約ではストレーキの高さ50mmの制限は、車体中心線から左右250mmまでは除外されるため、マクラーレンはその制限を巧妙にすり抜けたといえる。
2)メルセデスの創造的なフロア
今季の技術規約は、フロアにも大きな制限が加えられた。フロア後端の面積が減ることによるダウンフォース減少に、各チームはさまざまな対抗策を講じている。たとえばメルセデスとアストンマーティンは、フロア下面に波状パーツを取り付けた(写真下:黄色矢印参照)。
波状パーツに当たった気流はより高速化し、さらに細かい渦が発生する。その結果、コークボトル状に絞り込まれたサイドポンツーン後部からリヤウィングへと跳ね上がり、ダウンフォース増大に貢献する。さらにリアタイヤで生じた乱流が、フロア下へ流れ込むことを防ぐ効果も狙っているようだ。
リヤタイヤによる乱流防止については、メルセデスは3日間のテストの間に様々な形状のデフレクターを試していた(写真下:赤矢印参照)。さらに内部に3箇所の気流の通り穴の開いた箱状のパーツも加えられた(黄色矢印参照)しかしリヤ挙動は去年型に比べ、かなり不安定になっているようだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web)
関連ニュース
7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
2位 | ランド・ノリス | 171 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 146 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 124 |
6位 | セルジオ・ペレス | 118 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 110 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 45 |
10位 | ランス・ストロール | 23 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 373 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 302 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 295 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 221 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 31 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 27 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 4 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |