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F1 Topic:インディ500初挑戦のアロンソに元王者ビルヌーブがオーバルの秘訣を語る
2017年4月27日
フェルナンド・アロンソのインディ500への挑戦がいよいよ始まった。バーレーンGPの後、渡米したアロンソはアラバマで行われたインディカー・シリーズの第3戦を観戦。インディカー・シリーズがどのような環境で行われているかを視察するとともに、アンドレッティ・チームのメンバーともミーティング。レース後にはシート合わせも行い、有意義な1週間を過ごした。
さらにロシアGPの後には「インディアナポリスで数日シミュレーターを試すつもりだ」(マネージャーのルイス・ガルシア)という。しかし、肝心の実車での走行は早くてもその後。アロンソのインディ500挑戦はまだ始まったばかりなのである。
果たして、アロンソはインディ500でどこまでやれるのだろうか。95年のインディ500勝者のジャック・ビルヌーブは「インディ500では経験はそれほど重要ではない」という。
「なぜなら、私は1回目の挑戦で2位に入り、2回目の挑戦で勝ったんだからね」
ただし、アロンソの挑戦は「かなり困難なものになるだろう」とビルヌーブは予想する。「インディ500の経験がないことより、オーバルの経験がまったくないことのほうが心配だ」
「というのも、オーバルのレースはロードコースとはまったく異なるからだ。オーバルのレースではスポッターが重要な鍵を握るんだ」
スポッターとは、グランドスタンドの最上部に設置された特別なエリアから、コース全体を見渡して、走行中のドライバーにオーバル全体の様々な状況を伝える役割を果たす人間だ。
F1でもF1ドライバーはレースエンジニアと無線で交信しているが、スポッターはドライバーと交信するというより、一方的に状況をしゃべり続け、その量はF1の比ではない。
そのうえで、ビルヌーブはアロンソがインディ500で成功するに重要な点を2つ挙げた。
「ひとつは、過信しないことだ。インディ500は長いレースなので、序盤と終盤では路面コンディションがまったく異なる。『今日は行けるぞ!!』と思った瞬間にコンクリートウォールの餌食になってしまうんだ。常にコンクリートウォールに敬意を払いながらレースをすること」
もうひとつ、ビルヌーブが挙げた注意点は、肉体的な疲労よりも精神的な疲労に耐えることだという。
「インディ500では信じられないほどのトラフィックに出会う。しかも超高速で。それはF1の比ではない。肉体的にももちろん疲れるけれど、それ以上に精神的に疲れる。そこに落とし穴がある」
「だから、インディ500ではトラフィックを楽しみながらレースすること。絶対にイライラせず、冷静でいられるかどうかが重要だ」
ビルヌーブが挙げた2つの注意点を守るうえで大切となってくるのが、スポッターをいかに活用するかである。スポッターを無視して走りきれるほどインディ500は甘くはないが、スポッターに頼りきってしまうと判断が遅れる。
いかに、スポッターの声を聴きながら、状況を瞬時に正確に判断するかが問われる。
このようにインディ500の注意点を語るビルヌーブだが、アロンソのインディ500挑戦は「とても素晴らしいチャレンジだ」と肯定的だ。
「何人かのF1ドライバーが『モナコGPを欠場して、インディ500に挑戦するなんて信じられない。インディほど危険なレースはない』って言っているのを聞いたよ。それが本当なら、そいつらは本物のレーサーじゃないね」
「オレに言わせてみれば、もはやモナコGPは世界3大レースのひとつじやない。20戦の中の1戦にすぎない。いまやインディ500の勝利、ル・マン24時間の勝利、そしてF1の年間王者の3つが3大勝者だね」
ちなみに昨年のインディ500を制したアレクサンダー・ロッシもまたインディ500初挑戦だった。F1王者のアロンソがどこまでやれるのか?世界中が注目している。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
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3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |