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F1ブラジルGP予選:ハミルトンQ1クラッシュの大波乱、ボッタスがポールポジションを奪取
2017年11月12日
11月11日現地時間午後2時、ブラジルGPの予選が行なわれた。朝から空を覆っているどんよりとした雲は依然として残り、軽い霧雨のような雨が空気中に漂ったりしていて、セッション中の降水確率は40%。気温は18度、路面温度は29度と金曜に比べればかなり寒いコンディションで、午前中のフリー走行でもタイヤのウォームアップに苦しむドライバーが多かった。
Q1は各車がスーパーソフトでアタックを開始したが、フェラーリ勢だけはソフトタイヤを履く。FP3でギヤボックストラブルに見舞われたランス・ストロールはマシンの修復作業がまだ完了せず出走ができない。
開始から2分が経過したところで、最初のアタックラップに入ったばかりのルイス・ハミルトンがターン7でリヤが流れてタイヤバリアにクラッシュ。マシンがボトミングしややラインを外れてのスピンオフだった。
セッションはこれで赤旗中断となり、午後2時10分に15分50秒を残して再開。この間にストロールは修復作業が完了しマシンに乗り込んだ。ここでもフェラーリ勢だけがソフトタイヤを履き、他は全てスーパーソフト。
バルテリ・ボッタスとレッドブル勢は最初にコースインした際に履いていた中古のタイヤを引き継ぎ、他は全て新品に履き替えてアタックに臨んだ。
タイヤの温まりが良くない一方でデグラデーションが小さいため、各車とも連続アタックで次々とタイムを更新していく。フェラーリ、メルセデスAMG、レッドブルに次いで上位につけたのはフォース・インディア勢で、その後ろにマクラーレン勢、ルノー勢、フェリペ・マッサも僅差で続く。
残り5分を切ったところで11番手ストフェル・バンドーン以下の中団勢は2回目のアタックに向かう。
マシンとコース習熟が充分でなかったストロールは18番手でQ1敗退、パスカル・ウェーレインはQ2進出まで0.053秒差まで迫ったが16番手で果たせず、17番手ピエール・ガスリー、19番手マーカス・エリクソン、そしてノータイムのハミルトンがQ1敗退となった。
午後2時33分にQ2が始まる頃には軽い小雨が降ってくるが、路面コンディションに変化を及ぼすほどではなく、各車ともスーパーソフトタイヤで走行、ダニエル・リカルドだけは決勝のスタートタイヤを考慮してソフトタイヤでアタックする。
ここでトップに立ったのはボッタスで1分8秒901、ベッテルが0.112秒差で2番手、ライコネンが0.215秒差で3番手、フェルスタッペンが0.497秒差でやや離れて4番手、ソフトタイヤのリカルドは0.632秒差で5番手となり、0.711秒差まで迫ったマッサが6番手につけ、フェルナンド・アロンソは1.060行差で7番手。しかし14番手ケビン・マグヌッセンまではそこから0.4秒も離れていない大接戦となっている。
残り3分を切ったところで7番手アロンソ以下がコースインし、これを見て上位勢も動き6番手マッサとこれ以上予選を戦う意思のないブレンドン・ハートレー以外の全車が2回目のアタックに入る。
ここでベッテルが1分8秒494でトップに立ち、ボッタスは1分8秒638までしか縮められず。3番手には0.556秒差でフェルスタッペンが続いた。アロンソがマッサを抜いて1.099秒差の6番手でQ3に進出、しかしバンドーンは13番手でQ2敗退となった。その他に僅差の中でハートレー、ハース勢、そしてエステバン・オコンがQ2敗退となった。
Q3の1回目のアタックではライコネンとヒュルケンベルグは中古のスーパーソフトで臨み、それ以外は新品スーパーソフトを投入。ここでもベッテルが1分8秒360まで縮めてトップに立ち、ボッタスは0.082秒差の2番手。
ライコネン、フェルスタッペン、リカルドと続き、3強の後ろ6番手にはペレス、7番手ヒュルケンベルグ。8番手アロンソ、9番手サインツと0.4秒以内にひしめき、マッサはターン6でサインツと交錯してバランスを乱し1回目のアタックを断念した。
Q3最後のアタックでベッテルはタイムを更新することができず、逆にボッタスが0.038秒上回って大逆転でポールポジションを獲得してみせた。
2位はベッテル、3位ライコネン、4位フェルスタッペン、5位リカルド。3強の後ろは6位ペレス、7位アロンソ、8位ヒュルケンベルグ、9位サインツ、10位にマッサという結果になった。リカルドは10グリッド降格が決まっているため、6位以下は1つずつ繰り上がったグリッドを手にすることになる。
(Mineoki Yoneya)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |