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F1 Topic:2017年限りで決別するルノーとトロロッソがメディアを通じて批判合戦
2017年11月11日
ブラジルGP2日目、11月11日の土曜日の午前10時17分、トロロッソが一枚のリリースを出した。
「トロロッソは、我々にパワーユニットを供給しているサプライヤーが、昨日メディアに対して、われわれに非があるような発言を行なったため、自己防衛のため、パワーユニットに関する実際の状況を明らかにする」
トロロッソはメキシコGPでトラブルが相次ぎ、ブラジルGPでは2台ともMGU-Hを交換していたが、ブレンドン・ハートレーがフリー走行1回目を走り出してすぐにトラブルに見舞われていた。
ところが、金曜日に某メディアが行ったルノーのシリル・アビデブール(マネジングディレクター)へのインタビューで、アビデブールは原因がトロロッソにあるかのように発言してしまった。そのため、トロロッソは反撃を開始。トラブルの詳細を発表した。
「われわれが最近見舞われたトラブルは、MGU-Hとシャフトです」
さらにトロロッソは、「今シーズン、われわれは冷却に関する変更は行なったものの、トラブルが起きた部分に影響を与えるような変更は何も行なっていない」と弁明した。
さらにトロロッソは「今後、新しいパワーユニットを利用できない可能性がある」とルノーの対応を批判している。
トロロッソは、さらに今回の一件が別の問題を引き起こす可能性があると示唆している。それは、コンストラクターズ選手権だ。現在トロロッソとルノーはコンストラクターズ選手権で6位争いを演じており、その差はトロロッソが53点、ルノーは48点と、わずか5点差という状況だ。
トロロッソのリリースは次のようなコメントで締めくくられている。
「われわれがコンストラクターズ選手権でより良い立場を求めて戦っていることを忘れてはならない。今回のアビデブールの発言が偶然ではないように思えるが、いずれにしてもトラブルの原因がわれわれトロロッソの車体にないことだけは確かだ」
コンストラクターズ選手権6位争うトロロッソ対ルノーの、もうひとつの戦いにも注目が集まっている。
(Masahiro Owari)
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