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ウエーバー、リカルドは「レッドブルF1でのチームメイト争いに勝つべき」と助言

2018年2月7日

 元F1ドライバーのマーク・ウエーバーは、2018年にダニエル・リカルドがまず集中すべきは、自身の将来よりもチームメイトのマックス・フェルスタッペンに勝つことだと語っている。


 今季末にレッドブル・レーシングとの契約が切れる28歳のリカルドは、チームの2018年型マシンをしっかりと評価し、タイトル獲得のチャンスがあるかを確かめるまではレッドブルに専念しようとはしないだろう。


 バルテリ・ボッタスとメルセデスとの契約が延長されなかった場合、2019年にはメルセデスでのチャンスが生まれるかもしれないことも、リカルドは認識している。


 しかしながらウエーバーは、リカルドの最優先事項は今季の始めからチームメイトに勝つことにあり、2019年の彼の選択肢を秤にかけるのは、シーズン半ばまで待つべきだと考えている。


「彼ができる最善のことはマックスに勝つことだと僕は思うし、彼も分かっている。そして彼はその達成のためにベストを尽くすだろう」とウエーバーは先週末、バサーストを訪れた際にメディアに語った。


「彼は挑戦し、試しに5、6カ月はやってみたいと思ってる。それから選択肢について考えるだろう」


「メルセデスが結論を急ぐとも思えない。彼らはバルテリから目を離さず、彼がどうパフォーマンスを発揮するか、おそらくカナダGPまでは様子を見るだろう。それははっきりしているし、そうなることくらい誰でも分かる」


「そこには明確な繋がりがある。彼らはふたりとも契約が切れるし、彼(リカルド)は最高レベルのドライバーで、かつ交代のチャンスがある」


 レッドブルが勝てるマシンを提供し、リカルドがチームメイトを寄せ付けないようであるならば、移籍は間違いだとウエーバーは考えている。


「もし彼がマックスを負かしてレッドブルが再び浮上するとしたら、なぜチームを離れる必要がある?」


「結局のところ、ダン(リカルド)はマシンがどんな色かなんてことには煩わされないと思う。彼はただ勝ちたい。それが彼が目指していることだが、着実に勝っていくのは難しい。勝利はおいそれと差し出されるわけではないからね」


「彼には成し遂げる能力が間違いなくあるが、そのチャンスを得られる立場にいる必要があるというだけだ」


 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは昨年、マックス・フェルスタッペンを中心にチームを構築したいと示唆していた。しかしリカルドは、20歳のグランプリ勝者フェルスタッペンと同じようにチームにとって重要だと、ウエーバーは考えている。


「レッドブルはチャンピオンシップをリードし、必要なことを実行するドライバーをサポートするだろう」とウエーバーは主張した。


「もしそれがダニエルの場合、正直なところ、彼はあそこで申し分のない状態だと考えている。なぜなら彼はレッドブルの生え抜きだからだね」


「ダニエルが世界チャンピオンになるのをみてヘルムートががっかりすることはないと思うが、彼はマックスのことも大いに気に入っている。彼らはふたりともヘルムートのお気に入りなんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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