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【津川哲夫の私的F1メカ】マシンの後部で基本性能を左右するギヤボックス・ケーシング
2018年10月25日
通常、レーシングカーのギヤボックスというと、写真のようなカーボンファイバー製の大きなボックスを総称して言われることが多い。ただ、実際にはこの大きなボックスはギヤボックスではなくギヤボックス・ケーシング、つまりギヤボックスを内蔵しているバックエンドユニットのことだ。
この写真は右がマシンの前方方向になるメルセデスのギヤボックス・ケーシングだが、現在、パワーユニットと合わせて同じものがフォース・インディアにも搭載されている。この一体型のカーボンファイバー製ケーシングだが、ギヤボックスを含み3つの重要な役割を持っていることをご存知だろうか。
ケーシング内部で黄色の線で囲まれている(13)ギヤボックス・クラスター(いくつかの歯車が一体型になっている)には、8速分のギヤボックスレシオとデフを内蔵したファイナルギヤで構成されていて、このデフの中心からドライブシャフト(8)によって両ホイールに回転を伝える。
もうひとつは8速分のギヤクラスターの前方に内包されたサスペンションユニットの搭載。これは青い線で囲まれたエリア(12)で、ここにはヒーブサスペンションユニット、そしてアンチロールバー(6)ロールバーリンク(7)などが最前端の空間を擁するベルハウジング(14)の内部に搭載されている。
また、ケーシング外部にはアッパーアーム(10)のマウント(11) (9)、ロワアーム(4)のマウント(5)。そしてロッキングアーム(ロッカー)(2)はプルロッド(1)オペレーションとなっている。
ロッカーの回転中心にはトーションバー(3)が貫通している。またベルハウジング(14)内部には油圧を造り出すハイドロリックポンプや、その油圧を使ってギヤチェンジを行なうアクチュエーター等も搭載されていて、最前端にはパワーユニットの排気タービンの搭載スペースが確保されている。
以上のように、ギヤボックス・ケーシングはマシン後端の内部の要素をすべてを受け持つ、まさに車体そのものなのだ。したがってギヤボックス・ケーシングの出来次第で、車体剛性等そのマシンの基礎性能が決まってしまう。あまり目にする機会はないのだが、実に車体の肝となる重要なパーツなのだ。
(Tetsuo Tsugawa)
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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7/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |