F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F速分析:躍進のフェラーリ、スタートに照準

2015年9月6日

 前戦スパに続くハイスピードバトルの予選。結果は、またもメルセデスのルイス・ハミルトンが制し、再び連続ポールポジション記録を更新。しかし、地元ティフォシの大声援を受けるフェラーリがメルセデスとの差を大幅に縮め、今季初めて2台揃ってトップ3に食い込む活躍をみせました。

 メルセデスAMGは今回のイタリアGPに、年間で使用できる全てのトークンを使って改良した、新スペックのパワーユニットを投入。初日のフリー走行からフェラーリ以下にコンマ7秒以上もの大きなギャップを築くと、FP2のロングランでもレースでは1秒前後かあるいはそれ以上、ライバルよりも圧倒的に速いペースを示していました。

 しかし、ハミルトンがポールポジションを獲得する一方で、フェラーリとのタイム差がかなり縮まったばかりか、チームメイトのニコ・ロズベルグにおいては新しいパワーユニットに不具合の兆候が見つかり、予選を前に中古のエンジンに交換する事態に発展しました。ロズベルグが使うこのエンジンは、すでに5回のレースウイークエンドで使われたもので、エンジンパワーが最も影響を及ぼす高速レイアウトのモンツァでは、ロズベルグの足かせとなってしまったことは本人も認めています。
 また、初日はコンマ7秒以上あったハミルトンとフェラーリ勢のギャップは、予選でコンマ2秒台まで縮まりました。ハミルトンは、予選のアタックラップについて「いい出来だったけど完璧ではなかった」と語っていますが、3番手につけたセバスチャン・ベッテルも「レズモの1つ目で少しミスをした」とコメント。それぞれ失った分を見積もってもフェラーリのタイムの伸びしろが大きかったことが伺えます。

 特に、フリー走行ではトップ3から若干後れを取っていたキミ・ライコネンがチームメイトも上回って2番手につけました。これには、2台が前後に並び後ろのマシンのトップスピードを引き上げるというモンツァ特有のスリップストリームを使った作戦をフェラーリがとったことも大きかったでしょう。最後のアタックでは後続のライコネンが先行するベッテルとの間隔を広げすぎた感もありましたが、最初のアタックではチームメイトのスリップストリームも十分に活かしたライコネンがファーストアタックから好タイムを記録。また、これと同じ作戦はウイリアムズでもとられ、チームメイトの後ろを走ったフェリペ・マッサが、ひとつ上の5番グリッドを獲得しています。





レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/5(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/6(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP