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新時代F1は勢力図劇変。フェラーリのルクレールがポール獲得、フェルスタッペンとサインツが僅差で続く【予選レポート/F1第1戦】

2022年3月20日

 3月19日現地時間18時、2022年の開幕戦バーレーンGPの予選が行われた。


 日没を迎え、気温は19度、路面温度は26度まで下がった。風はやや弱まり、降水確率は0%。


 まずQ1では、FP3でハイドロリック漏れに見舞われ1周も走行できなかった角田裕毅(アルファタウリ)が予選開始直前になんとかマシン修復が間に合いコースインを果たした。アルファタウリ勢、ウイリアムズ勢が先陣を切ってコースインし、アルファタウリ勢はソフト、ウイリアムズ勢はミディアムを履く。他チームも徐々にコースインを開始し、全車がソフトタイヤを選択した。


 角田はターン4でリヤがスナップし大きくカウンターを当ててタイムロスを喫し、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)の0.565秒落ちのタイムとなる。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分31秒909でトップに立ち、セルジオ・ペレス(レッドブル)がセクター2でベストタイムを記録し2番手につけた。


 しかしハース勢、アルファロメオ勢もレッドブル勢の間に割って入る好タイムを更新していき、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分31秒471でトップ更新、カルロス・サインツ(フェラーリ)も0.096秒差で2番手に続いた。フェルスタッペンはそのまま2周目の計測ラップを行い自己ベストを更新したが、0.314秒差の3番手に留まった。4番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、6番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、7番手ガスリーという順位で、角田は2セット目のタイヤでタイムを更新できず19番手と苦戦を強いられる。


 路面の向上シロが大きいなかで残り2分半でトップ3台以外の全車がソフトタイヤを履いて最後のアタックへ向かう。ボッタス、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ペレスはQ1敗退の可能性は低いと見て、ここでは新品を使わず中古のソフトでコースに留まった。


 角田はアタックラップをまとめたものの16番手で0.024秒足りずQ1敗退。17番手に代役出場のニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)、18番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、19番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、20番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がQ1敗退となった。

ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)
2022年F1第1戦バーレーンGP ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)

角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第1戦バーレーンGP 角田裕毅(アルファタウリ)


 Q2でも今季からの決勝スタートタイヤ規定変更を受けて各車がソフトタイヤで走行。


 ここではフェルスタッペンが1分30秒757でトップに立ち、2番手ルクレールに0.599秒差をつけ、ペレスも僅差の3番手に入った。マグヌッセンは引き続き好調で4番手に飛び込み、メルセデスAMG勢が5番手・6番手につける。


 残り2分半で最後のアタックへと向かい、暫定首位のフェルスタッペンと、ハイドロトラブルを抱えたマグヌッセン以外がコースイン。


 路面の向上に伴って各車が次々タイムアップしていくなかで、サインツが0.030秒差の2番手に浮上。ガスリーも9番手に飛び込んでQ3進出を決めた。その一方でエステバン・オコン(アルピーヌ)が11番手、セクター2でミスを犯しタイムを伸ばせなかったミック・シューマッハー(ハース)は12番手、13番手ランド・ノリス(マクラーレン)、14番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、Q1自己ベストを更新できなかった周冠宇(アルファロメオ)が15番手でQ2敗退となった。

アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
2022年F1第1戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

ミック・シューマッハー(ハース)
2022年F1第1戦バーレーンGP ミック・シューマッハー(ハース)


 18時48分開始のQ3ではメルセデスAMG勢が先陣を切ってコースインするがタイヤは中古のソフト。これに続くフェラーリ勢、レッドブル勢は新品のソフトを履く。同じく新品が1セットしか残っていないガスリーも中古でアタックし、マグヌッセン、アロンソ、ボッタスはピットで待機する。


 ここでトップタイムを記録したのはサインツで、1分30秒687。セクター2と3はルクレールが最速だったものの0.044秒差の2番手。フェルスタッペンはセクター1で最速を刻んだが0.056秒差の3番手となった。以下は4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、7番手ガスリー。


 残り4分を切ったところでメルセデスAMG勢とボッタスがコースへと向かい、他車もこれに続く。レッドブル勢は残り3分で最後尾で最後のアタックへと向かった。


 ここでルクレールがセクター2で最速を刻み1分30秒558でトップに立つ。サインツは自己ベストを更新することができず、最後にアタックしたフェルスタッペンはセクター1で最速を刻み、セクター2までルクレールを僅かに上回っていたものの、0.123秒届かず2番手となった。


 ペレスが0.363秒差の4番手、ハミルトンは0.680秒差まで迫ったものの5番手、ラッセルはターン1でミスを犯して新品ソフトの最終アタックを決められず9番手に沈んだ。6番手にボッタス、7番手マグヌッセン、8番手アロンソ、10番手にガスリーという予選結果となった。大きく変わった新しいレギュレーションでの最初の予選、昨年までのレッドブルとメルセデスの2強時代から、フェラーリが加わる大きく勢力図が変化することになった。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)&モハメド・ビン・スライエムFIA会長
2022年F1第1戦バーレーンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)&モハメド・ビン・スライエムFIA会長

カルロス・サインツ(フェラーリ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第1戦バーレーンGP カルロス・サインツ(フェラーリ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル)



(Mineoki Yoneya、autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

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