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フェルスタッペン、“早すぎる昇格”のチャンスとリスクを語る

2016年5月13日

 スペインGPからレッドブル・レーシングで走るマックス・フェルスタッペンは、早い段階でトップチームに移籍することへのリスクは心配していないと語った。また、レッドブル陣営のAチームで走れるため、フェラーリやメルセデスなど、他のチームに目を向ける理由はないとも述べている。


 ライバルチームが関心を持っているフェルスタッペンを手元に残したいレッドブルは、F1で1年と4戦走っただけの、現在18歳の彼を早々にレッドブル・レーシングに昇格させることを決めた。


 トップチームではプレッシャーが大きく、キャリア初期のドライバーがそれにうまく対処するのは簡単なことではないと考えられているが、フェルスタッペンはそういったリスクを懸念してはいない。


■“早すぎる昇格”のリスクは心配していない、とフェルスタッペン


 スペインGPのFIA木曜記者会見でレッドブルへの早期移籍がもたらすチャンスとリスクについての考えを聞かれたフェルスタッペンは、ポジティブな方に目を向けていると答えた。


「彼らがチャンスをくれたことをとても喜んでいる。これからトップチームでレースをすることになる。ずっと望んでいたプランが実現したんだ」とフェルスタッペン。


「リスクに関しては、正直言って、かなり若い年齢でF1にデビューしたことの方がリスクが大きかったと思う。でも僕はその状況にとてもうまく対応した」


「新しいマシンに慣れることに集中していく。シーズン中に違うマシンに乗るのは楽なことではないけれど、すでにファクトリーで作業し、チームのおかげでかなり自信を持てている。もちろんいろいろな手順を学び直さなければならないが、1戦1戦よくなっていくだろうし、楽しめるはずだ」


「彼らがくれたチャンスを本当に喜んでいる。今シーズンを楽しむつもりだ。そしてその後、その先の将来に目を向ける」


 チーム内外から非常に評価が高いダニエル・リカルドがチームメイトになるが、彼からたくさんのことを学びたいとフェルスタッペンは語った。
「間違いなく彼は素晴らしい人物だ。コース上ですごく速いし、このチームで経験を積んでいる。彼からしっかり学ぶつもりだよ」


■「今は他チームに移籍すべき理由はない」


 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今回の異動に伴い、フェルスタッペンとの契約に変更を加えたと認めており、複数年契約を結んでいるため他のチームは手出しできないと述べている。


 当面他のチームが交渉するチャンスはないということか、と会見で聞かれたフェルスタッペンは、レッドブルに満足しており、移籍を考える理由はないと答えた。


「僕は今までレッドブルに不満を持ったことはない。今回彼らはトップチームで走るチャンスをくれた。移籍する理由はないよね? 彼らにとても満足しているし、彼らの方も僕にとても満足していると思うので、この調子で続けていきたい」



(AUTOSPORTweb)




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