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【角田裕毅F1第1戦分析】低速コーナーでバランスに苦戦。気温の下がったFP2でもグリップ不足は解消せず

2023年3月4日

「ちょっとビックリしています。ここまで遅いとは思っていませんでした」


 F1開幕戦バーレーンGPの初日のフリー走行を終えて、ガレージ裏に出てきた角田裕毅(アルファタウリ)は、そう言って初日18番手という結果に下を向いた。


 予兆は走り始めから感じていた。午後2時半から始まったフリー走行1回目で、マシンのフィーリングがよくなかった。


「低速コーナーで結構バランスに苦しみました。暑いコンディションだとグリップ不足がより極端に出るので、そういうところが低速コーナーの立ち上がりで出て、バランスに苦しんだという感じでした」


 バーレーン・インターナショナル・サーキットの低速コーナーは3つある。ひとつは1〜2コーナー、ふたつ目は8コーナー、そして3つ目が10コーナーだ。筆者は1コーナーのブレーキングポイントと、10コーナーの立ち上がり付近で見ていたが、角田だけでなく、チームメイトのニック・デ・フリースも低速コーナーで苦しんでいた。

【角田裕毅F1第1戦分析】
1コーナーのブレーキングポイント

【角田裕毅F1第1戦分析】
10コーナーの立ち上がり付近


 ただし、日中に行われるフリー走行1回目は路面温度が高いため、グリップ不足が起きやすい。日没後に行われるフリー走行2回目は路面温度が下がるため、その点は改善されるはずだった。


 ところが、午後6時に始まったフリー走行2回目でも、コースインした角田はグリップ不足に悩まされ続けた。


「バランスはフリー走行1回目ほどひどくなかったのですが、ただただグリップ不足に苦しんだという感じです」


 それは予選を想定した1周だけのタイムアタックを行うパフォーマンスランだけでなく、レースを想定したロングランでもグリップ不足は続いた。


「パフォーマンスランのときよりは、ロングランのほうがよかったと思います。バーレーンではロングランのペースがレースで非常に重要になるので、それはポジティブ。ただ、ロングランで一緒に走ったのは周冠宇(アルファロメオ)だけなので、ほかのペースはこれからデータを見ないとわからないです」


 その周の後ろを走っているときでさえ、角田は「周冠宇の後ろを走っていて、1コーナーとか、10コーナーでのトラクションのかかりが悪いので、そこを改善しないといけない。これからエンジニアとデータを見て、クルマを改善します」という。


 なぜなら、このままでは予選で戦えないからだ。


「あとコンマ数秒、見つけないと予選でQ2に行けないし、そうなるとレースでポイント獲得も難しいかもしれない」


 2023年開幕戦初日。角田は険しい表情でエンジニアリングルームへ消えていった。DAZNアフィリ用画像リンク



(Masahiro Owari)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


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5位カルロス・サインツ83
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7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

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※マイアミGP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
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10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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