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【F1テスト新車情報:メルセデス】ヘイロー延長上の膨らみで空気を整えるW14。各部には細かな空力パーツも追加
2023年2月24日
軽量化を目指し、2021年シーズン以来、2年ぶりにブラックのカラーリングになったメルセデスF1。2023年型マシン『W14』は、一部は黒い塗装を施しているが、サイドポッド周辺はカーボンファイバーがむき出しとなっており、塗料分がそのまま軽量化に貢献しているというわけだ。
いわゆる『ゼロ・ポッド』コンセプトを継続してきたメルセデスだが、正確にはサイドポンツーンはないのではなく、限りなく小さくしている。
サイドポンツーンの幅を狭くすることに成功したものの、前方から流れてくる空気をコントロールできなくなるという新たな課題を克服するため、W14ではヘイローの延長上に膨らみを設け、サイドポンツーン上面の空気の流れを整えようとしているのがわかる。
また、メルセデスもフェラーリ同様にレギュレーションの抜け道を見つけてきたようだ。それはフロントウイング翼端板との境の部分だ。
上の写真は2022年型『W13』のフロントウイング。翼端板の下端がギザギザになっていることがわかる。
そのため、FIA国際自動車連盟は、2023年のレギュレーションで翼端板部分のデザインを細かく改訂してきた(上の写真も2022年。翼端板とフラップが一体成形されていて、これだと接続部分の下側まで翼端板だと見なされる)。
そこでメルセデスは、2023年のW14で、カーボンファイバー部分は翼端板とフラップを切り離し、金属のプレート(矢印)で接続するというやり方で、2022年と同じような形状を維持してきた。
それ以外にもW14では、フロアのサイド部分にも金属製のギザギザを設けるなど、細かな空力アイテムを追加してきた。ただし、こうした細かな空力パーツの追加は整流には役に立つものの、空力の根本的な改善にはつながらないため、今後さらなる変更が行われる可能性は十分に考えられる。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |